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地味な女の子のギャップに落ちて溺愛する話  作者: koruta5


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4/5

初恋って何

第四話 初恋って何



 もなの普段のあのダサい感じから

 ダンスの垢抜けた姿に胸を矢で射抜かれ

 これが好きと言う感情か、と

 心臓がバックンバックンと動き出すのを

 感じていた


 友達とクラスを移動するとき、

 休み時間などもなのクラスを意識して見たりするけど

 全然会うことができない、

 恋するオトメか!俺は!!


 そんな時、風の噂でキモオタクの斉藤が

 もなに告白したという情報が流れる


 は?あいつ何考えてんだよ、

 キモオタクの斉藤にイライラが募る


 そして、もなも断る訳ではなく

 連絡先を交換したとも情報が流れてきて


 はぁ???もなまで頭おかしくなったんか??


 俺は居ても立っても居られず

 もなの教室に行くと、キモオタクの斉藤が

 もなに話しかけて、苦笑いしているもなが!!

「もなーちょっといい?」

 クラスの全員が俺を見て恥ずかしかったが、

 思わず出てしまった声にどうすることもできず…

「い、今?」

 もなもキョドキョドしながらこっちにくる


「えーっと、ちょっと場所変える?」

 みんなの視線を感じて、少し離れた踊り場で話すことに


「斉藤と連絡先交換したってほんと?」

「え?したよ?誰から聞いたの??」

「え、なんか風の噂で……

 ってそれより!なんで交換したの?」

「えっ、……好きって言ってくれて、

 とりあえず交換した感じ」

「へぇ……あいつストーカーみたいなこと、してこない?」

「うん、たまに…というか休み時間になると

 話しかけてくれるようになったけど……」

「連絡先なんか教えるからじゃん、

 それ期待もたしてんのと一緒だよ

 何してんだよ」

「……私がしたことだから寛樹くんに怒られる理由はない!それに、好きだって勇気を出して告白した人に対して失礼だよ?そんな言い方……」

 ふーん、そっちの肩持つんだ…

「そうだねー、すみませんでしたー

 戻って斉藤くんと話してきたら?」

「何怒ってんの?意味わかんない!」

 お互いフンッとして、クラスに帰っていく


 意味わかんねーのは、そっちだよ!!!

 ばーか!ばーか!


 そう思っていたはずだったのに……

 1時間後、授業が終わると俺は抜け殻のように後悔していた


 大人気なくもなに嫉妬を剥き出しにしてしまって

 恥ずかしい…………

 なんたる失態………………


 もな怒ってるよなぁ?

 部活ももうないし帰り一緒に帰ろうって

 誘ってみようかな……

「ごめん、面接練習あるから」


「そうだよな、おれらもう高3だもんな」

「ん?そうに決まってるじゃん」



 俺ら高3だった……

 もなも忙しいよな……

 俺はもう進路は決まっていて、

 大手のメーカー企業に就職することが決まっている


 もなは何になるんだろ……

 あー、話したいけど話せねーじゃん!!!

 素直になりたいけどなれない

 今までの経験が嘘だったかのような自分にびっくりする


 キモオタクの斉藤と同じ扱いってことかよ…

 とへこみながら家に帰る


「ばぁちゃん、俺、初恋かも」

「あら、おめでたい!赤飯炊かないとねぇ」

「ふざけてる?笑」

「あんた小さい頃から結婚だのなんだのよく話してたものねぇ」

「そうだっけ?」

「ばあちゃんは離婚してるけど竜樹はゆかちゃんと結婚して1番近くで2人を見てるのがあんただし理想像ってのが早くから出来上がってたのかもねぇ?」

「えー、マセガキじゃん」

「そうねぇ、そんな寛樹がねぇ、よかったねぇ」

「素直になれなくて辛い」

「……はっはっは!!良き良き、初恋なんてそんなもんだからねぇ?」

「俺、結婚するつもりでいるよ?」

「あんたねぇ、今何歳だい?」

「18」

「青いねぇ…」

「なにそれ笑笑」

「青い、青い」

「もー部屋行くねー」



 もなにLINEしてみる

 [少し会えない?]

 [もうすぐ家だけど、いつくるの?]

 [今から出る!]

 バタバタと準備して

「ばぁちゃん!さっきの

 ……初恋の人のとこ行ってくる!!」

 走って家を出る

 もなの家の前についてはぁ、はぁと呼吸を整える


 しばらくするともなが家から出てきた

「……どうしたの?」

「……あーっ!!!!!」

 もなの家の近くに斉藤がいて

 俺が指さして声を出すと逃げていく

「待てっ!てめー!斉藤ー!!!」

 走って追いかけて膝蹴りっっ!!!

「てめぇ、もうもなに近づくなよ!

 もなが嫌がってんだから」

「……そんなことはないっ!もなさんは優しいお人なのだッ!」

 斉藤が反発してくる


「寛樹くん!!!!何してるの?」

 もなが俺たちを追いかけて走ってくる

「斉藤がストーカーしてたから締めてる」

「勝手なことしないで!!」

「なんでだよ!」

「斉藤くんは好きだって言ってくれた!」

「だからなんだよ!」

「私、寛樹くんからは何も言われてない」

「っそれは……」

「言い訳して気持ちも伝えられない人には

 何も答えることはない!

 ………斉藤くん、家までこられるのはちょっと

 やめてほしい」

「……はひっ、もなさん、大変失礼致しましたッ!」

「今日は帰って、2人とも」

「…………」


 もなは何も言わずに家に入って行ってしまった

「斉藤のせいで告白しそびれたじゃん」

「なぬ!?告白なんぞいつしてもよかろう、

 それを言い訳と言うのだッ!」

「……チッうるせーよ」


 なんで俺がダセェ奴みたいに言われないといけねーんだよ、!


 もなの家のインターホンを鳴らす

 ―ピンポーン――

「もなさんいますかぁ〜」

「いません」

 もなの声がする

 ―ピンポーン――

「好きです付き合ってください」

「……普通インターホンで言う?」


 ガチャっとドアが開きもなが出てくる


「言わねーと帰れないかなーって思って」

「言うのが遅い!!」

「家に入ってもいい?」

「……散らかっててもいいなら」


 もなが玄関をあけてくれて中に入る

 入る前に斉藤がいるか確認すると

 チラッと目が合うので、ざまぁの顔をアピールする為に舌を出して中指を立てる


「なにしてんの?」

「……なにも」

「早く入りなよ」

「……お邪魔しまーす」


 玄関に入るとタッタッタッと音がして

 中からポメラニアンが出てくる

 か、かっわいい……!!!

「名前なに?もな?」

 もふもふと撫でながら聞くと

「……何言ってんの?、ポンちゃんだよ」

「ポンっちゃん!かわいいねぇ!!」

「……寛樹くん、こっちが部屋だから」


 靴を脱いで中に入るともなの匂いがして

 クラクラしそうになる――――――――――


 

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