壁時計
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
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無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
タイトル:壁時計
「母さん!母さん!!」
信じられないことが起きた。
何者かが家に侵入し、母を殺害。
ボーン…ボーン…
そのとき聞いた壁時計の音だけが、
未だに恐怖と悲しみと一緒に
鳴り続けている。
俺は最近では珍しい5人兄弟の7人家族。
兄弟は、今高校生の俺と
それほど歳が離れておらず
上は23から下は13で、
みんなこの実家に住んでいた。
家は近所でも結構大きな方で、
警察は強盗殺人の線で捜査を進めていた。
しかし本当に不思議だったのは、
犯人の足取りや
残した証拠が全く見つからなかったこと。
兄弟「なぜ…」
姉妹「どうして…」
俺たち兄妹の疑問をもとに…
父親「犯人の野郎、見つけたら絶対この手で!」
父さんも怒りに荒れ狂いつつ、
「なぜ犯人の足取りが全然つかめないんだ」
と言う疑問はみんな一致していた。
それから更なる奇妙な恐怖が、
次々襲ってきたのだ。
「ゆうこ姉ちゃん!」
「ミサキ!!」
「浩二兄ちゃん!?」
俺たち姉・兄妹のうち3人が
謎の殺害事件に巻き込まれた。
みんなこの家の中で。
父親「…な、なんで、どうしてこんな…うう、ううう…」
もう父さんは普通の精神状態じゃない。
当然だ。
残された俺と1番下の妹・美春にしても
全く同じ。
「…なんで、どうしてこんな事が…!」
警察「どうか落ち着いてください。犯人は必ず我々が…!」
父親「お前ら警察は一体何してるんだ…どうしてこう立て続けに事件が起きるんだ!?ええ!?」
警察「どうか落ち着いて…!」
「落ち着いてられるか!!」
父さんも俺も妹も
同じ姿勢で警察に突っ掛かる。
でも、こうまでしてなぜ
犯人像が警察の捜査網に引っ掛からない?
それも厳重体制にあったこの状況でだ!
もうほとんど放心状態で
辺りを見回した俺。
その時、ふと何げに
引っ掛かるものがあった。
「……(あれ、時計の位置、この部屋に変えたんだ)」
そのとき怒涛の様に
押し寄せてきたのは時計の音。
この時計の音。
みんなが謎の殺害を遂げさせられた時、
時計の音が鳴っていた。
あの時は気持ちが荒れ狂い、
思いきり動揺していたので、
そんな事にまで気も目も行かなかった。
「…そう言えば、音が鳴っていた」
ボーンボーンの音が
必要以上に強く鳴り始める。
怖くなる。
俺たちの家にある壁時計はこの1つ。
みんな衝動から
この時計の位置を気にしてない。
これに何かあると思った。
家族が殺された時、
その殺された家族の部屋に、
必ずこの壁時計があったのだ。
みんな自分の部屋を1つずつ持ってる。
そこで死体と共に
この壁時計は必ずあった。
客「すみません。ちょっといいですか」
報道関係の人が客としてきたようだ。
俺は玄関に出る。
そしてまた部屋に戻ってきたら…
「あれ?あの時計は…」
と父親と妹に聞いてみたところ、
父親「…時計?…何のこと言ってるんだ」
美春「…そんな時計、うちに無いでしょ」
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=_f4GA1uSzpc
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