第2話 配信開始
「こんふがく〜!霞ヶ関ふがくです!!」
『待ってました!』
『さすが底辺くん、同接200人は笑える』
『引退しろ』
『2期生に泥を塗る...ギルティ』
などとまあ酷いコメントの多さ。その中にちょっとだけでもまともなコメントがあるのは嬉しい。
「待ってましたって書いてくれた人、ありがとうございます。色々な壁に現在進行形で衝突してますが頑張っていこうと思います。」
「今日はファールナイトをやっていこうと思います。」
『お前みたいな底辺がファルナやんなよ』
『どうせすぐタヒぬやろ』
『ファルナは僕もやってます!』
「ファルナって競技人口多いですよね。僕も頑張ります。」
僕は結構FPSには強く、ゴールドランクの実力はある。
「スタートです。僕はスナイパーとアサルトあれば大体行けるのでその二つを探します。」
降り立ったのは激戦区からかなり離れた住宅地。運良くスナイパーとアサルトを早めに手に入れられたので家に立て篭もりながらスナイパーでヘッドを狙う。
「頭出して...ここ!」
一撃で全損。相手をキルした。
『こんなのにヘッド決められたなんて運ないね』
『すごっ!』
コメントは特に気にせず、物音がしたので後ろからやってきていた敵をアサルトで打ち勝ち、さらに射線を切れてなかった他の敵をヘッドショットで仕留め、気付けば残り10人に。
『こいつFPSだけは謎に上手いんよな』
『シンプルに腹立つ』
『頑張ってビクロイ目指してください!』
コメントにある程度目を通した後、頭を出してた敵にヘッドショットをお見舞いし、自分含めてあと2人に。