第1話 プロローグ
みなさまお久しぶりです。
カクヨムで投稿し、完結した当シリーズを小説家になろうにて連載開始します。
また貼られたポスター。
「やっぱ人気ないから引退した方がいいのかな...」
僕はVtuber,霞ヶ関ふがくの中の人である佐久間槐太。
今回の「第5回!star party!人気総選挙」でもワースト4位だった。
そう、ふがくはとてつもなく知名度がないのだ。
同じ事務所のライバーですら「ふがく?誰それ」状態なのだ。
しかもコラボしたことがある人はたったの1人。それ以外はコラボ相手がいないからソロなのだ。
コラボしてくれたのは個人的に仲がいい2期生。同期の「城陽ひびき」だけだ。
同接数(同時接続数)も3桁が限界だ。4桁なんて行ったことがない。
チャンネル登録者はさすがに箱なので3134人だが、他の同期に比べると低い。
ドルッターのフォロワーなんて410人だ。もちろん同期の中ではダントツビリ。
さらにコメントする人の大半は
「お前がいるから他の同期たちも伸びないんだよ」
「引退しろ」
とまあ酷いこと。
マネージャーさんにも相談し、対策を立てている。
これは僕の特徴がないからだと言わざるを得ない。
そして、他の同期がとてもすごい人たちばかりで、僕は埋もれてかけらすらもない状態だ。
なんか起爆剤みたいなピースってないかなぁ...。