狂酔に浸る彼のメモ
“皮膚の隅から隅まで刺青を入れて。口の中も、目玉も、舌も。あなたが例えバラバラになっても、あなたと分かるように。”
その微笑は、まるでモナリザのよう、白いカーディガンは、羽衣のようで。
僕は愛されている。この人は僕を受け入れてくれた。僕の全てを捧げてもいい。捧げるべきだと。
僕は彼であり、彼は僕だ。半分なんかじゃない、その全てだ。僕は彼を盲信することでのみ生きていける。
僕の生を握って。僕の核を操って。僕を揺るがして。
彼は僕を必ず壊してくれる。ああ、素晴らしい。すばらしい。
僕はまた白目を剥く。