魔神ちゃん止まって!!設定:ヴルカノン
ヴルカノン
ヴル・カノンではなく、「ヴルカ・のん」と言う。「のん」のところがかわいいと思っているので、呼ぶときは「ヴルカノン」か「ヴルカ・のん」と区切りをしっかりすること。間違えると眉をひそめてしわしわの怒り顔で見つめてくるので注意。ちなみに装填や素材を吸収する際に「ギュギィイイイフォオオオオアアア~~~ン♪」と、かわいくない音が鳴る。
もし私たちの世界をキスアが知っていたのなら、「錬成完了しました」と音声が鳴るようにしていただろう。もしくは「ヴルカでチン」
金属製品を登録して、無限に撃ちだすことができるキスアの籠手の別バージョン。
実は無限には撃てない。
素材無しでも撃てるが魔力を多く消費する。
燃料として鉱石や石を吸収させることで自動で登録したものに変換・保存し、少ない魔力消費で撃ちだすことができるというもの。
素材が無い場合で撃つとき、選択肢が二つある。それは「魔力弾」と「素材無しでの登録済み製品の撃ち出し」である。
当然後者の方が魔力消費が大きい上に、素材有りに比べると次弾を撃つまでに時間がかかってしまう。
連射力が落ちる分、予想外の攻撃として機能するが、最終手段ともいえる。
剣などの武器を撃ち込み地面に刺し、「チェーンアウト(結合解除)」の魔術を発動すると武器が爆発を起こす。
キスアの錬成魔法で作られたものは無理やり組成を組んで構成しているので、魔術や魔法などの効果が失われると凝縮された物質や魔力が解き放たれて爆発を起こす。
基本的にはその魔術や魔法が自然に消えることはなく、錬成された武器に施されている魔術などは大気のマナによって維持されるため自然に解けることはない。
万が一解けるとしても製品としてクライアントに渡すものは危険が及ばないように、丁寧に作っているものに関しては、効力が失われたとしても爆発しないように組んでいるため問題はない。安心してほしい。
これを武器として扱う際に関してのみ、雑に組んで撃つことを重視しているだけである。
一応爆弾も撃てる。「衝撃で爆発する」ものと、「時限式」のものだ。
必要素材は金属鉱石のほかに魔石鉱も必要なため、やはり弾数が限られてくる。ストックできる弾数に制限はないものの魔石鉱がなかなか見つからない上に、いろいろものに使えるため、爆弾ばかりを作ってもいられない。キスアは正直なところ爆弾の素材にしたくないと思っている。
チェーンアウトによって好きなタイミングで爆発させられるのは他の金属製品の場合と同じではあるものの、爆発時の威力や範囲は爆弾の方が当然上である。
作成当時キスアは、ヴルカノンを「鍛冶錬成代行ツール」、略して「鍛冶代行」として作成した。しかし設計の最後に、良い感じに手元に「シュッ」と出てきてくれればかっこいいし持ち上げて作業台に置く動作を省けそう!などと考えたものだから、元々そんな機能を付けるつもりのない作成段階の最後に砲塔をちょっと雑に備えてしまい、「思ってたんと違う」威力で排出する「鍛冶代行ツール」となり、「じゃぁ武器にしよっか…」となったのであった。
え?さらっと素材無しで撃ちだせるって書いているのが不思議だって?どうしてそんなことができるのかはまだ秘密