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カンラの街

どうも

初めてVtuberにスパチャを投げた島下遊姫です

「ここがカンラですか!?」


 メアリーの村から出発して半日。ようやくカンラの街に到着した。

 今まで訪ねた村は田舎で木造の家ばかりであったがこの街はレンガやコンクリートに近い素材(あくまで似ているのであって現実のコンクリートとは全く違う)で俺の元いた世界でいう近世ヨーロッパのような街並みが広がっていた。

 また、田や畑など一切なく、その代わりに様々な店が軒を連ねている。


「たくさんの人とお店があります! 凄い! 凄すぎます!」


 着いてからというものメアリーはまるで遊園地子供のようにはしゃいでいる。それもそのはず。長年、憧れを抱いていた街にやっと来れたのだから。

 まさにこの街で味わう感覚は新鮮そのものだろう。村では味わえない活気と喧騒に興奮するのも無理はない。


「私もこの街に久しぶりに来たけど……相変わらずね」


「あぁ。相変わらず賑やかだ」


 アドソン村の一番近くの街ということでレイカ含む村人達は村で採れた新鮮な野菜や特産品をこの街の店に売りに行っている。

 俺も前の旅ではこの街の人々に旅のイロハやこの世界の知識を教えてもらった大事な場所の人達だ。


「見てください! あそこのお店! お肉が沢山売ってますよ!」


「全く。はしゃいじゃって可愛いね」


 過去に思いを馳せている間にもメアリーは先に進んでいる。

 はしゃいでいるメアリーをレイカはどこかの家族にいる姉のようにニコニコと笑みを浮かべながらメアリーを見守っていた。







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