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聖拳

どうも

暗黒の中であんこ食う島下遊姫です


因みにこのネタはバーチャルユーチューバーの葛葉さんのパクリです


おもしろいので見てください

https://youtu.be/iAgiVt8RiqU


こちらの切り抜きの方です

https://youtu.be/rOwxRpb31vs


「マジギレモードか」


 いよいよ本気を出し、明確な殺意を見せてきたボスオーガ。

 怒りによって先程までとは比べ物にならない戦闘能力が引き上げられるだろう。

 長期戦に持ち込まれてしまえばジリ貧になって命を落とすのは確実だ。

 ボスオーガの本気と激突する前に決定打を与えなければ勝ち目はない。


「レイカ! 水魔法を使ってくれ! それもとびきり水量の多いのを!」


「えぇ! わかったわ」


 するとレイカは矢の先に水の風船を作る。

 そして、ボスオーガの頭上に向け、放つ。


泡爆(ほうばく)! これで頭を冷やしなさい!」


 ボスオーガの頭上で水の風船は破裂すると滝のように水が流れ、ボスオーガの全身を濡らす。

 俺は精神を落ち着かさせ、剣先一転に強力な雷を込める。


「ただの水で!」


「今だ! 電突!」


 ただの水をかけられただけだがそれが逆にボスオーガの動揺を誘った。

 その生まれた隙に俺は雷撃の突きをボスオーガにお見舞いする。

 すると剣先に溜まった電撃はボスオーガの濡れた体に伝わり、ボスオーガは悲鳴を上げ、体を激しく痙攣させる。


「ぐあぁぁぁぁ!」


「これで後一歩!」


 間髪入れず、今度は全身に魔力を込める。こうすることで一時的に身体能力を爆発的に飛躍させることができるが反面、使用後に反動で指一本たりとも動けなくなるほどのダメージを受ける。

 だが、その反動のリスクは俺にとって逆転の鍵でもあり、出し惜しみする必要はない。

 俺はバッタのような脚力で空高く跳ぶ、力一杯剣を振り上げる。


「メガトンスラッシュ!」 


 そして、生時で使える技の中でも最大の威力を誇る技「メガトンスラッシュ」をボスオーガの胴体に叩きこむ。

 切り口からは勢い良く、血が吹き出る。ボスオーガは切り口を抑えて膝をつく。

 同時に俺も地面に着地して、ボスオーガを睨む。

 膝をついた今こそ止めをチャンスなのだが、重なるダメージとメガトンスラッシュの反動で体がまともに動かすことができない。


「クソみてぇに重い一撃だな! だが、残念だな! 俺を倒すのにあと一歩足らなかったなぁ!」


 ボスオーガは切り口から血を流しながら立ち上がり、膝をつく俺にゆっくりと迫る。

 普通ならば絶体絶命のピンチだろう。

 メガトンスラッシュで魔力も殆ど使い果たし、体力も底を尽きかけている。

 しかし、俺にとっては逆境、ピンチこそが最大のチャンスだ。

 段々と体が軽くなっていく、魔力と体力が湯水のように湧いては溢れかえるような感覚が全身に広がっていく。


「たった一歩なら……這ってでも縮めるだけだ!」


 ニヤリと笑い、膝をついた状態から俺は跳び、すれ違い様にボスオーガの左腕を胴体から切り離す。

 ボスオーガの剛腕が宙を舞う。


「何!?」


 腕を切り落とされたことに気付くのが遅れたボスオーガは腕から吹き出る赤い血を呆然と眺めていた。

 ほんの一瞬の間で、今までたった一つの傷しかつけられなかった人間が突然、腕を切り落としたことに強い衝撃を受けたのだ。

 ボスオーガは背後に立つ俺を恐る恐る見る。

 今まで余裕だった顔が焦りと動揺で引きつった表情に変わっていた。


「俺の限界! 得と拝め!」


 俺は体制を低くして、再び跳ぶ。

 そして、格段に強化された力で剣を振るい、ボスオーガの鋼鉄の肉体を紙のように簡単に斬りさく。


「速さも!? パワーも!? 何だこれは!?」


 格段に上がったスピードとパワーにボスオーガは翻弄されるだけだった。


「ちょこまかと!」


 体の周りを縦横無尽に跳び回る俺を叩き落とそうと、ボスオーガは右腕を振るうが動作の遅さ故に簡単に避けられる。

 俺は迫る腕を剣で切り落とすと、一度地面に着地する。


「何だとぉぉぉ!」


「これで終いだ!」


 両腕を失ったボスオーガに成す術は恐らくない。

 あまりの巨体の為、剣で一刀両断というのは難しい。

 ならばと俺は手に持った剣を投げ捨て、拳に力を込める。


「聖拳八極……烈壊(れっかい)!」


 そして、再び跳び、鋼をも粉々に砕く必殺の拳をボスオーガの腹部に叩き込む。

 段々と腹が凹んでいき、やがて穴が開いて、向こうの景色が見えるようになる。


「グハッ!」


「崩れろ……」


 ボスオーガは白目を剝いて、口から多量の血を吐き出しながら仰向けにゆっくりと倒す。

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