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修学旅行①
冬が過ぎ、春が来て二年生になった。
クラス替えの発表を掲げた掲示板の前で俺たちは喚起の声をあげた。
それは俺の新しい二年A組のクラスには嬉しい事が二つもあったから。
一つ目は、阿久津俊介、三木博文、本田信吾と、丁度棋道部で仲の良い四人が一緒のクラスになれたこと。
そしてもう一つの嬉しいことは、憧れの秋月穂香とも同じクラスになったということ!
これには本田と二人で有頂天になって喜んだ。
しかし三木は少し複雑だったようで、仲の良い棋道部員が揃ったのは良かったが、S高祭体育の部で三木のことを罵倒していた、あの背の高い女子”森村直美”と今年も一緒のクラスになってしまったと嘆いていた。
ともあれ、高校生活の中で修学旅行もあり一番羽を伸ばせるこの二学年を一番気の合う仲間に囲まれて過ごせること。
それに今迄なんの進展もなかった秋月穂香と同じクラスになれたことで何かが変わっていくような期待感で俺の胸は膨らんでいた。




