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ネカマの吸血鬼が異世界転生しました。  作者: 隣の斎藤さん。
第一章 ネカマの吸血鬼が異世界転生しました。 

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第33話/人に頼み事する時はちゃんとお願いしようね?

デスマーチ続きで投稿というか執筆自体が遅れてました!!


GWを生かして書き溜め出来ればいいなぁ(希望)。


 


「とりあえずこんなとこだわね」


 そう言いながら、店の棚からいくつか物を選び取った物をカウンターに並べるリリベルちゃん。


店の中だとあのとんがり帽子は被らないようで、艶のある綺麗な紫色の髪が露出している。


 先ほど店の奥から戻ってきたリリベルちゃんに、ここに来た理由と姉妹から紹介されたことを伝えると、早速必要そうな道具を探してきてくれたのだ。


「森で夜営するなら虫除けと獣除けは外せねーわね。

 あとはポーションと解毒剤、それに森の香水にいざという時の臭い爆弾ね」


 リリベルちゃんがどや顔でカウンターに置いたアイテムなんだけど、ポーションと解毒剤以外はゲームでみたことがないものだ。


 太い線香みたいな虫除けと獣除けはわかるとして、ピンポン玉にマッチ棒を突き刺したような形の臭い爆弾とはなんだか物騒な。


「この臭い爆弾っていうのはどうやって使うんだ?」


「わあああっ! ちょっとどこつまんでんのよ離しなさいよ!!」


 オレ様が臭い爆弾のマッチ棒みたいなとこをつまんで軽く持ち上げていたら、急にリリベルちゃんが慌て出す。


 なんだか怒られたので臭い爆弾を置くと、リリベルちゃんだけでなく姉妹にも一緒に安堵したようなため息をつかれた。


「ア、アビゲイルさん。臭い爆弾はその棒が栓になっていて、引っこ抜けると中の薬品が反応して刺激臭が爆発的に吹き出すんですよ」


「そ、そうよアビゲイル! 髪とか服に着いたらすっごくとれにくいんだから!」


 胸の前で両手を握って力説するマルガリーゼは、もしや自爆したことがあるんだろうか。


 ともあれ、オレ様もそんな目にあいたくないので臭い爆弾をそっと遠ざける。


「あっぶないわねー。取り扱いは注意すんのよ?

んで、このセットは三人分で一万八千ゴールだけど、今回はある条件を呑んでくれたら半額にしてもいーわ!」


 ちなみに内訳はポーションが一個三千ゴールで、解毒剤が二千ゴールに臭い爆弾が千ゴールである。

 

 ゲームではポーションなんか一個百ゴールだったのに異世界では実にその三十倍。


 まあゲームと違って異世界では医療というのが貴重で、回復魔法を使える者も少なくそれに伴って治療薬もまた高価になっている、ということをエルモが言っていた。 


 しかし条件か。


「姉さまにみだらな格好をさせて働かせるとかでしょうか?」


「マルガリーゼにいかがわしい格好をさせて働かせるとか?」


 メルナリーゼとオレ様の言葉がほぼ同時にかぶった。


 さすが妹。姉の似合いそうな恰好がわかってるじゃーないか。


「いやなにあんたら分かり合えた顔してんのよ。違うわよそんなんじゃねーわよ。

だからマリーも半泣きな顔でこっちみんじゃねーわよ!まるであたしが悪いみたいじゃねーの!」


 冗談冗談、と半泣きのマルガリーゼの頭を撫でていると、リリベルちゃんがそーじゃなくてとため息をしつつ、


「ダンジョンの探索に森へ入るんでしょ?それに同行させてくれるだけでいいわ。

 あたしはついていきながら薬草とか採取するから、たまに付き合ってくれるだけでいいわよ」


 もちろんそっちの報酬はいらないし、付き合ってくれたら一人につきポーション三本に解毒剤二本を報酬として渡すわよ! と、胸を張って条件と報酬を提案した。


 まあオレ様としては構わないのだけど、姉妹はどうなんだろうか?


 姉妹へ目配せすると、姉はきょとんとしていたので駄目だこりゃあ。

 

 妹はわかってくれたようでこくりと頷き、


「私達は問題ありませんが、この依頼はアビゲイルさんが指名されたようなものなので、判断はアビゲイルさんにお任せいたします」


「そうなの? じゃあアビゲイルにお願いするわ! 自分で言うのもなんだけど、けっこう破格な報酬なんだから!!」


 だから連れてってくれるよね! みたいな自信満々などや顔してるんだけど、そんなの見せられるとほら、オレ様の悪戯心が疼いちゃうじゃあないか。 


 なのでオレ様はにこりと微笑み、


「だが断る!」


「えええっ!? ちょっ、マジ!? なんでなんでなんで!? あたしなんか悪い事言った!? ねえねえねえねえ!!」


 無駄に胸を張って拒否ってみると、リリベルちゃんがどや顔を一変させて見捨てられた子犬のような顔になってオレ様の腕にすがりついてきた。


 うん、なんかこの可愛さはちょっと癖になりそう。


「まあ冗談はさて置いて。出発は明日の朝になると思うけど準備とか間に合ったりする?」


「ほんと!? ついてっていいのね! 明日の朝ね大丈夫すぐに店閉めてでも用意するから!!」


 なんだか遠足前日の小学生のようにはしゃぐリリベルちゃん。


 表情がくるくる変わって可愛いなぁ。


「マルガリーゼとメルナリーゼもそれでいいか?」


「ええ、かまいません」


「わ、私もリリーならかまわないわ」


「ならそういうことでよろしく。可っ愛い、薬屋さ~ん♪」


「そ、それは言うんじゃねーわよぉ……」


 リリベルちゃんが自分の長い髪の毛の両端を掴み、カーテンを閉めるように顔を隠して恥ずかしがる。


 ああもう、そんな仕草も可愛いんだから!



30話以上書いてますがちょっと方向性が定まってないなぁと思うので、ここいらで少しテコ入れしようかと思っています。


具体的には作ったプロットの見直しと物語進行の度合い等。


あとちょこちょこブクマや評価が増えて嬉しいです! ありがとうございます!!


引き続きブクマや評価をお願いいたします!!



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