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ネカマの吸血鬼が異世界転生しました。  作者: 隣の斎藤さん。
第一章 ネカマの吸血鬼が異世界転生しました。 
22/119

第21話/巨乳(ダイナバスト)エルフ。


魔物狩人世界(英語読み)にドはまりしている作者です。

あとぎっくり腰は痛みはありますがよくなっています。いるはず。なってお願い(´;ω;`)


えっと、遅くなりましたが、温かい気持ちでご覧下さい。



 ギルド長から促され全員がソファに着席した後、改めて今回の経緯を聞かれて緊張しながらもマルガリーゼが代表して話している最中。


 ちなみに俺も途中で、救援に行くことになった理由を話している。


 話し合いが続く中、俺の頭では目の前のギルド長が知り合いであるか否かの考えが巡っていた。


 濃い緑色の長髪をポニテに結った髪型、ちょっと吊り気味な感じの目とキャリアウーマンのような風貌の美人な顔、そしてエルフ族の特徴的な長い耳。


 職業は魔紋を操る【呪剣士】で、以前のような胸元が開いていて太ももにスリットが入った大胆なドレスではなく、今はOLのようなスーツっぽい服だが、それ以外は全て知り合いと似ている。


 他人の空似というにはあまりにも酷似しているのだ。


 なにより少し開いた胸元からのぞく、ボリューミーな谷間にある右胸のホクロには見覚えがある。


「それではその魔物は従来の姿と違っていた、ということですか?」


「は、はい。あたしもメリーも知っている魔物の姿ではありませんでした」


「アビゲイルさんも、そのように?」


「ええ。俺の知る限りのキマイラとは違いましたね」


 話している途中でふとギルド長と目が合う。


 が、それとなく自然な動作で目をそらされてしまう。極め付けがこれである。


 同じゲームからの転生者で、且つ知り合いだと思ったので愛称で呼ぼうとしたところを遮られてから今に至るまで、目が合うたびになにかと逸らされている。


 はじめは、もしかして俺の勘違いの人違い? なんて思った事もあったが、たまにこちらを伺うようにチラ見してくるのはなんなんだろうか。


 知り合いでもなければ気にするようにこちらを見る必要もないはず。


 とりあえずいい加減うっとおしくなってきたので、ここいらでちょっと確認してみようと思う。


「わかりました。今回の一件、ギルドとしてマルガリーゼ姉妹とアビゲイルさんの尽力に感謝いたします。ほんとによくやってくれました」

    

マルガリーゼによる今回の経緯の説明が終わり、ギルド長が微笑んでお礼を言った後で紅茶を取り口元へと運んでいく。


 今がちゃーんす。


 知り合いかどうかの確認方法は至って単純。


 さっき話し合ってる最中で、なんかこうチャットみたいな機能はないもんかと考えていたところ、それに適した無属性スキルがあったことを思い出したのだ。


 無属性スキル【念話(テレパス)】。ゲームではお互いに登録した相手とのみ十メートル以内で言葉にせず会話できるスキルである。


 これを使ってもし繋がれば相手が知り合いと確定したも同じ。


 しかし繋がったとしても無視をされれば分からない。


 なので俺はかつて知り合いが謎のツボにはまって笑った事のある言葉を、ちょっとした試みを込めてギルド長へと念じてみた。


一+一=(いちたすいちわ)、ぷー》


「ブフッ!?」


 おっしゃ成功! 


 試みは成功したようで見事にギルド長がむせた。


 紅茶を飲んだ瞬間を狙ったのは、無視された場合でもなにかしらの反応があると思っての事だったりする。


「だ、大丈夫ですかギルド長!?」


 慌てて布巾をもったファンナさんがギルド長を気遣う。


「す、すみません。少しむせてしまいました」


 胸元からだしたハンカチで口元を拭いつつ、ギルド長が俺を睨む。


 あ、ちょっと怒ってるっぽい。


 しかしまあ知り合いだってわかったことだし、ファンナさんが片付けている間に念話(テレパス)にて話しかけてみる。


《いや、めんごめんご。でも通じたってことは、やっぱりモーちゃん?》


《……いきなりやってくれますねアビちゃん先輩。お久しぶりです》


 俺の勘違いや人違いということなく、目の前にいるギルド長は元の世界で一週間前にゲーム内で一緒に遊んだ知り合いのようだ。


 なぜなら、いつだったか同じ高校を卒業した先輩後輩とわかり、それ以来名前の後に先輩とつけて呼ぶような知り合いは一人しかいない。


《それにしても、モーちゃんったら返事くらいしてくれてもよかったものを》  


《アビちゃん先輩、今はそのモーちゃんはやめてください。これでも立場ある身なんです。せめて名前かギルド長でお願いします》


 むぅ。なんか一週間前にあった時よりも固くなってる気がするんだが。


 しかしまあ、そういう事情なら仕方ない。


《わかったよツーエル》


《だから人を服のサイズみたいに言うのやめてくれますか!? エルモですよエルモ! ていうかわざとでしょう先輩!!》

 

 はっはっはっ。当たり前じゃないか。


 ちなみにツーエルというのはエルフ族のエルモなので、LL(エルエル)でツーエルじゃね? というのを刹那的に思いついた俺が付けた愛称の一つである。    


《おーけーおーけー。わかったから念話(テレパス)で「遺憾の意」を連呼するのはやめてお願い》


《……まったく。ほんとにお願いしますよ先輩》


 いやだって、異世界でいると思わなかった親しい知り合いに会えたら、嬉しくてからかっちゃいたくなるよね?



ということで、またもや一ミリも物語が進んでいません。


いや単に文字数が少ないというのもあるかもですが。


今回は転生者の知り合いがでてきていますが、エルフで巨乳は思い付いたんだから仕方ない(´・ω・`)ユルシテ


一狩りしながら更新するようにがんばります!


あ、それと自分が考えたこんなキャラを登場させてみたい、という方がいましたら気楽に感想などで教えてくれたら作者の勉強になるのでよろしくお願いしますΣd



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