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彼は誰からも愛される


彼は誰からも愛される


中学に入るときどんな気持ちか

そんな事を考えるようになった小6の冬

この町はめったに雪がつもらない

だけど雪はふる

雪がふるならつもれよ

と言いたくなる

東北は雪がつもって羨ましいと思う

だが寒すぎるからあまりいきたくない

そんな気持ちの中今日も俺は学校に行く


学校に着きガラッと教室を開けると

みんなから「おはよう、冬野」

とみんな言ってくれる

だから俺も「おはようみんな」

こんなありきたりなやり取りをする

「冬野、昨日のテレビ見たか」

「あぁ、見たよ面白かったよなぁ」

「冬野、この前借りた漫画返すわ」

「冬野、昨日の宿題見せて」

「冬野くん、昨日のドラマ見た」

声をかけられると話を合わさなきゃいけない

話をあわせていい顔する自分が嫌い

だけど人に嫌われたくない

そんな俺を見ていつも、

「よくそんなに愛想ふりまくね辛くないの」

と言う女の子がいる

正直自分の気持ちが覗かれてるようで嫌いだった

「うるせー、お前には関係ないだろ」

「そうね関係無いわ、じゃあね」

そう言って自分の席に座る彼女を見て

いつもうるさいんだよと思いながら時計を見る

もうすぐチャイムだ

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