待ち続けると決めた
僕はなんのためにここにいるんだろう。あの人だって、僕のことを待っているはずなのに、苦しんでいるのは僕の方だって思ってしまう。一体、どうしたらいいんだろう。
相談しても待つしかないと言われてしまうし、アレだってちゃんといつも手にしているし、・・・・・・いつまで?僕は、いつまで待っていれば?
そのことが頭の中を洗濯機のようにぐるぐるとまわり、ずっと迷ってしまってばかりだった。
待つしかないと言われたあの日から、僕はあの人と喋ってもいないし会ってもいない。
それと、僕はあの人の事は何も知らない。知っているのは名前とか、そこらへん。あの人の事、何も知らなかった。
なんで、知らないんだろう。僕はどうしたらいいんだろう。毎日、報告していた。それなのに、いきなりぱったりと会話が途絶えてしまった。
辛い。
辛いのはあの人も同じなのに、どうして、僕だけこんなにも悩んで、苦しんでいるのだろう。苦し紛れにこんな文章を綴っても何も変わりはしないというのに。
でも、待つしかないのなら待ち続ければいいんじゃない?それが、あの人へ向ける想いなのだから。
だから僕は待ち続けることに決めた。
どんなに意志が通らなくても、どんなに想いが届かなくても、僕は君を待ち続ける。
こんな僕を選んでくれて・・・・・。
・・・・・fin