瑠璃唐草
感じたことを、そのままに
瑠璃色の
花があぜにて
咲き誇り
今年もあえた
とえみこぼす
道路沿い
歩く子どもと
柴犬の
隣にはほら
小さな春が
みちのうえ
あるくあなたと
門柳
風にゆれゆれ
どこへゆく
みちゆくね
あなたのひとみ
うばうのは
瑠璃唐草と
蒲公英で
おきざりの
たいせつなもの
おざなりに
しないためにも
しおのおむすび
しんぱいだ
そのくちぐせも
しんぱいで
わたしはあなたの
孫でよかった
雪解けの
みずおとがうむ
音楽が
野原に空を
花さかせ
山をゆき
谷を越え越え
空の旅
故郷をあとに
新生活へ
わが友よ
いまは遠くの
きみのめは
ほこる桜を
だれとみるのか