さよならは言わないよ
こんにちは、雅です。
なかなか続きが書けません!!
ネタギレ寸前です!!
「私は…絶対にやりとげて見せるから」
ナティーシャは自分に言い聞かせるように呟くと、短剣を手に取った。
これは神聖なる儀式であり、巫女の定め。
静かに剣をかかげ、そっと膝まずいた。
「私、ナティーシャ・アルカーリア・クルーラントは母の死をはじまりとし、旅立つことを宣言します。
誓約として、この髪を自らの手で断ち切り、男として、勇者として、世界樹に向かいます」
そして、その銀色の美しい髪を切った。一切のためらいなく。
長かった髪はみるみるうちに短くなり、手にはたくさんの髪の束が握られた。
「母様…私の髪を預けていくよ。このペンダントの変わりに…
いってきます」
髪の束を母の手に握らせ、変わりにペンダントを受けとる。
もしかしたら、もうここに帰ってくることは出来ないかもしれない。それでもさよならは言えなかった。
「私は…ううん、オレはナティールと名前を変える。
旅立ちを、ここに」
使いなれた短剣と、ペンダント。わずかながらの金を手にし、私は生まれ育った家を後にした。
世界を、音感を救うために…。
やや幼さを残す少女、ナティーシャはこれからどんな成長を遂げるのでしょうか。
まだまだなナティーシャを暖かく見守っていたたけると幸いです!!