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序章と言う名の予言
はじめましての方もそうでない方もこんにちは
雅と言います
つたない文章ですが、よろしくお願いいたします
音が、音色が、声音が、全てを従える竜に姿を変える。
音楽の失われた世界を、色ずけていく。
失われた音は、持ち主のもとへかえって行く。
これは、予言。
音楽がなくなった世界で、音楽を救う、予言。
『この世から音が消えたとき
世界は静かに崩れ行く
最後に残るは世界を支える柱
柱が枯れたとき
すべてが終わる
闇に染まる
それを救うは二つの血をひく少女と
稀なる色と音を宿した騎士たち
彼らはやがて
闇に隠された真実を知るであろう
その時思うは
絶望か
はたまた憎しみか
すべてはそう
彼らの心しだい』
未来は、変わるのか