〜間話〜 銀城杏奈(後編
〜銀城視点〜
今日の私はストレスを発散するどころか、これまでにないレベルの屈辱を味わい不機嫌MAXで帰宅。機嫌が悪いまま音楽のレッスンと勉強をこなし、やっと開放されたのは夜十時を過ぎてからだった。いつもより少し遅い入浴を終え、部屋着に着替えると自室のベットの上で今日の出来事を振り返っていた。優蘭の強烈なあの目が頭から離れない。
本当に優蘭の身に何があったというのか。
私の見ぬ間に何かあったに違いない。しかし、常にあの子を監視している訳もなし。何も答えは出ないし分からない。
「‥‥訳が分からないわ」
私が言葉を零すとコンコンと誰かが部屋の扉をノックした。扉を開けると、お兄ちゃんが心配そうな顔で会いに来てくれた。
「どうしたんだ?今日の杏奈はいつにも増してイライラしているじゃないか。さっきのヴァイオリンのレッスンも荒々しかったし、学校で何かあったのか?」
あぁ、お兄ちゃんだ。
私のお兄ちゃんが来てくれた。
私はお兄の顔を見て、今まで親やレッスンの先生に見られまいと抑えていた感情が一気に崩れていく。
グス‥‥ッ。
涙が止まらなくなった。私がいきなり泣き出したのでお兄ちゃんはギョッと顔を真っ青にしてハンカチ片手にオロオロと私の顔にそっと触れる。
「う、お兄ちゃん‥‥グスッ 」
「落ち着いて、部屋に入ってもいいかい?座って話を聞くから、温かいお茶も用意させよう。な?」
お兄ちゃんは近くにいたメイドにお茶を持って来るよう指示を出し、私をベットに座らせると、お兄ちゃんも隣に腰を下ろす。お茶をススっと飲んで一息つくと、私が落ち着いたことを確信したお兄ちゃんが口を開く。
「学校で何かあったんだな、どうした?いつもの様に学校でストレス発散出来たんじゃないのか?」
私は手に持っていたカップを戻すと、今日あったことを説明する。説明している間、お兄ちゃんは時折頷きながら真剣に聞いてくれた。
「優蘭を怖いと思ったのは小学四年生の頃に一度あったけれど、あのとき以来ずっとあの子は大人しくしていた。それなのに、いきなりあんな風に変わるなんて絶対普通じゃないわっ!」
一通り話を聞いていたお兄ちゃんは一度フムと考えた後、何か思い付いたらしく疑問を出した。
「その、小学生の頃にあった彼女の怒り爆発が再来しただけの話じゃないか?あの頃からだいぶ時間も開いているし、また爆発してもおかしくはないだろう?」
確かにお兄ちゃんの言っている事は間違っていないのかも知れない。しかしそれでは彼女のあの水色の目について説明が付かない。それを思ったところで気が付いた。一番大切な事を言い忘れていたことに。
「‥‥優蘭が私を見た時、瞳が水色に変わったの」
「なんだって?」
「目の色が変わって睨まれた瞬間、怖くなって、苦しくなって、それが脳裏に焼き付いて」
「その子は海外の子なのか?白人とかであれば瞳の色が水色だって珍しくはないが?」
確かに、私くらいのお嬢様にもなれば海外にも知り合いはいる。その中には目がグレーや水色の人もいる。それだけなら私も怖がったりはしない。しかしそれならば猫の目のように瞳孔が細くなったり、淡く怪しく光ったりするだろうか?
いや、絶対に有り得ない。
有り得ないからこそ、目の前にいるのが人間では無いと、体が本能で拒絶反応を起こしたのだ。
「あの子は日本人よ、間違いない。それなのに目が獣みたいに光ったりするかしら?」
それを聞いたお兄ちゃんが表情を強ばらせた。そして片手で目を覆うと長く重い溜息をつく。なぜお兄ちゃんがそこまで重い反応をするのか分からない。まるで私がとてつもないミスを犯したみたいではないか。深刻そうな反応を示すお兄ちゃんを心配して見ていると、彼は唸るように「そうか、なるほどな」と小さく呟いた。そして深呼吸にも思える大きめの溜息を吐くと、意を決したように私の目を真っ直ぐ見た。
「その優蘭の目というのは、こんな目だったか?」
お兄ちゃんはそう言って一度目を閉じると、ゆっくり目を開ける。そしてそのお兄ちゃんの目を見た途端、反射的に私は小さく悲鳴を上げた。
「‥‥ひっ!」
なんとお兄ちゃんの右目は、優蘭と同じ化け物の目だったのだ。ひとつ違う点があるとすれば、優蘭の目は薄い水色だったがお兄ちゃんの目は青緑色。しかし、色になんの違いがあるのか分からない私にとってはどちらも同じ化け物である事に変わりはない。あの時の光景と恐怖がフラッシュバックしてくる。
私は突然のトラウマ再来に涙が溢れてきた。怯える私を、お兄ちゃんは慌てて安心させようとする。彼は優しく私の背中をさすりながら「もっと早く言っておけば良かった」と呟いた。改めてお兄ちゃんの腕の中で、彼が私の脅威ではないと理解すると、自然と恐怖や嫌悪感は消えていく。緊張し強張っていた私の体から力が抜けた事に気が付いた彼は、私の背中をそっと押して姿勢を正して真っ直ぐに私の目を見た。
この表情は真面目な話をする時の顔だ。そう察した私も釣られて姿勢を正すとお兄ちゃんと目を合わせる。
「今の杏奈の反応を見るに、彼女もこんな目だったんだね?」
「ええ、お兄ちゃんその目は一体?」
お兄ちゃん曰く、この目は『異世界の力』を持つ者の証で、彼がこの力を手に入れたのは今から三年前。そして力を手に入れた際、体も完全では無いが異世界の生き物に変化したのだという。
「異世界の力?どうして異世界の力だと分かったの?」
普段冷静で真面目なお兄ちゃんが、いきなり『異世界』だなんて言うものだから、なぜ「異世界」というワードが出てきたのか疑問に思わざるを得ない。私が問うと、なんと答えれば良いものか、少し考えた後「信じてくれないとは思うが」と前置きをした後、一言。
「僕の頭の中に賢者がいる」
「‥‥‥はい?」
と言った。
お兄ちゃん!一体どうしたの!?
賢者だなんてお兄ちゃんらしくない!
と思わずツッコみたくなったが彼の表情は至極真面目。とてもツッコめる雰囲気ではなかった。しかし私は無意識に疑いの目を向けていたらしく、とりあえず最後まで聞いてね、と言って続ける。
異世界の力は、透明な宝石の様な物体に触れた事がきっかけだった。その物体に触れた途端激痛と共に身体の中に入り込み、次に起きた時お兄ちゃんの体は半分異世界の力が使える「魔人」に変化していたのだそうだ。
「それで、この力を使う度に僕の体は丈夫になって、今みたいに目の色が変わったりしたんだ」
「それって人外化が進んでいて、悪化しているって事じゃない?」
私がそう言うと、図星だった様で彼は「それはそうなんだが」と言って私から視線を逸らすが、「でも!」と今度は勇者のような目で私を見て「強くならない訳にはいかないんだ」と、力を使わないという提案を拒否した。
彼が言うには、既に世界中で魔人同士の殺し合いが始まっているらしい。そんな暴れ狂う脅威に立ち向かい退ける為には、どうしてもこの力が必要なのだという。
「奴らには銃や刃物、薬品は効果がない。この力しか対抗手段が無いんだ。既に何回か戦っているから間違いない。それで同じ異世界の力を持つ魔人同士、協力できるか話を持ちかけてみたりもしたんだが、そもそも話にもならなかった。ただただ破壊を楽しんでいるだけの狂人だったよ」
なんと既にお兄ちゃんは悪魔のような危険な魔人と戦い、勝ってきていると言う。
「降りかかる火の粉は払う。それに、僕の妹を守る為にもね」
そう言って彼は慈愛の目を私に向ける。にわかには信じがたい話を一通り聞き終えると、私はお兄ちゃんから一度視線を外して考えた。
彼は学校では生徒会長を務めているそうだ。勉強は完璧、学校での行事も真剣に取り組み、周りの人々をまとめあげ、導くことの出来るカリスマ性がある。そんな優秀なお兄ちゃんが、あれほど真剣な顔で話していたのだ。今も私の身を憂いてくれている。
ひとまず、私はお兄ちゃんの話を信じる事にした。
しかし、彼が戦ってきた魔人は皆、破壊と混沌の権化の様な自我のない狂人だったという。では何故お兄ちゃんは優しいままなのだろうか?
「お兄ちゃんも、その倒して来た人達みたいな狂人になってしまうの?」
「いや、僕は第三者だから人々を襲う様な真似はしないよ」
「第三者?」
私は首を傾げて彼に説明を求めた。
異世界の力を持つ魔人は、大きく分けて三陣営に分かれるらしい。異世界の力を悪用、又は自我を無くし破壊の限りを尽くす「悪魔」。そんな悪魔を粛清する正義の味方「天使」。
悪魔は異世界の力を制御する事を忘れ、自我を無くし自滅する事もある。天使は戦い以外なら無害だが、悪魔との戦闘では悪魔を殺す事にのみ集中する為、悪魔同様力の制御を忘れ、自滅に近い形で死ぬ事が多い。どちらも戦闘時に力の制御をしないので、周りの被害が尋常では無いそうだ。
「元々悪者の悪魔はまだしも天使は正義の味方を自称した挙句、悪魔と一緒に自滅し、周りに被害を出すなどほぼ悪魔と変わらない。天使が聞いて呆れるよ」
お兄ちゃんは面倒臭そうな顔をして溜息を吐いた。
「天使と悪魔が第一陣営、第二陣営だとして、お兄ちゃんの様な第三陣営はどんな人達なの?」
私が質問すると、お兄ちゃんは「何もしない」と言った。
「何もしない?」
「そうだ、今は何もしない。見てるだけだ」
第三陣営の話になった途端お兄ちゃんは表情を曇らせる。「今は」という言葉とお兄ちゃんの表情から、これから話す内容が私達にとってあまり良い話では無いことが分かって不安になる。
「天使と悪魔の戦いが終わったら今度は第三者同士の戦いになる。そこで僕の相手になるかもしれないのが、優蘭だ」
「え?」
やっと彼女の話に戻ったかと思えば、今度は優蘭がお兄ちゃんの敵になるかも知れないと言われ、私は目を丸くした。一体何がどうなって優蘭と敵になるのか。私が理解出来ずフリーズしていると、彼は「さっきの話に戻るけど」と言って話を続ける。
「さっき言ってたろ?彼女の目の色が変わって僕の目と同じになったって、だから恐らく優蘭は僕と同じ異世界の力を持つ魔人、第三者である可能性が高い」
「なぜあの子が第三者と分かるの?」
「いつも杏奈から聞いてた優蘭の性格と、今回杏奈に話しかけられたときの彼女の対応だよ。はっきり言って、僕は今優蘭に感謝している」
‥‥‥何ですって??
どうしてお兄ちゃんがあの子に感謝する事があるの!?
私は優蘭に怖い思いをさせられ、トラウマになって思い悩んでいたからお兄ちゃんに相談しているのに、彼の口から優蘭に感謝している、などと火に油な発言をされて私の静まっていた苛立ちが再熱した。
「お兄ちゃんは私の味方ではなかったの!?」
彼は私が怒り出したのを見て目を丸くしたが、また優しく頭をポンポン叩きながらドウドウ、と慣れた手付きで「お茶でも飲んで落ち着きなさい」とスッと私の手にティーカップを置いた。私はティーカップの中身を一気に飲み干すと、ジトっと睨見上げる。お兄ちゃんは私に睨まれているにも関わらず穏やかに「話は最後まで聞くように」と、軽く注意した後何事も無かったかのように話し続けた。
「彼女が第三者にしろ仮に天使だったとしても、はっきり言って今日杏奈は彼女に殺されていてもおかしくは無かったんだ」
「‥‥え?」
優蘭が私を殺す?
あ、今日殺されかけたか。
しかし、天使も第三者も一般人には攻撃しないのでは無かったのか。
「天使も第三者も攻撃しないんじゃ‥‥」
「そうとは限らない。天使と悪魔って僕ら第三者よりも力を扱うのが下手なんだ。練習してどうにかなるものでは無い。天使も通常なら攻撃しないとはいえ、感情が昂れば簡単に自我を無くす。やった事あるし」
やった事がある。というのは天使相手にわざと怒らせたり煽ったりした事がある、という事だろうか?
「天使と悪魔と違って僕ら第三者は感情が昂った程度では自我を失ったりしないし、力のコントロールも出来る。ただ人を襲うかどうかは別だ。普通の人でも他人を傷つけたり殺したりするのと同じ様に、第三者でも人を殺そうと思えば簡単に殺せる。異世界の力を使えるなら尚更だ」
お兄ちゃんによると、今日学校で彼女に手を掴まれた際に遅効性の呪いのようなものを掛けられていてもおかしくは無かったという。
「それに、杏奈は今までずっと彼女をからかっていたんだろう?恨まれていても何の不思議もない」
それを聞いてゾッとした。
私は小学校の頃からずっと優蘭をいじめ続けていた。だからあの子から恨み辛みを買っていない訳がない。
「彼女にとって今回は杏奈に日頃の仕返しが出来る良いチャンスだったはずだ。でもしなかった。これは見逃してくれた事に他ならない。人間の手を骨が折れないように握力を調整しながら押さえたり威圧したり、話を聞いた範囲内で考えても第三者としか考えられない」
お兄ちゃんは私の手を見ながら、私が話した少ない情報から様々な答えを導き出している。しかし、その時の私に彼の話は聞こえておらず、私の心は怒りの感情で一杯になっていた。
優蘭が私を「見逃してくれた」?
それってつまり私が彼女よりも弱く見えた、舐められたということだ。
人は長く続けて来た事を簡単にはやめられない。だから私は今まであの子が格下だと、弱者であると思ってきた。それなのに今になって優蘭は突如として異世界の力を手にし、あろう事かこの私に恥をかかせたのだ。自分の実力ではなく、ちょと異世界の力を得たくらいで調子に乗っているのだ。
‥‥‥一発喰らわせるだけでは生ぬるい。
しかし、何かしようとしても今の優蘭は紛う事なき化け物だ。彼が言っていたように銃も刃物も効かないならば、私のこの細い体では到底歯が立たないのは考えるまでもない。ではどうしたら良いだろうか?
私はお兄ちゃんに向き直ると、少し睨み気味に質問する。
「お兄ちゃんは私の味方?」
「当たり前じゃないか、僕は一生杏奈の味方だよ」
「私、優蘭に怖い目に遭わされたのよ?私が可哀想だとは思わないの?」
この質問で私の今の感情が伝わったのか、お兄ちゃんは心配そうな顔をしてまた私の頭を優しく撫でてくれる。
「もちろん、命まで取らなかったことに感謝こそすれど、僕の可愛い妹を怖がらせた事は許せないよ」
お兄ちゃんは私の味方。そう言ってくれるのは分かっていた。だからこそ思いついた唯一、優蘭に手が出せる方法。それは‥‥。
「お兄ちゃん、優蘭を殺して」
これを聞いたお兄ちゃんは困惑した。
優蘭が生きている以上私の心が安定する事はない。今更他の趣味を探したところでストレス発散できる気もしない。彼はいつか優蘭と戦う日が来るかも知れないと言っていた。ならば、今から優蘭を殺した所で何も問題ないだろう。
「私じゃ優蘭に手が出せない。でもお兄ちゃんならあの子にやり返す、それどころか倍返しだって出来ると思うの。お兄ちゃんがいつかあの子と戦う日が来ると言うのなら、その日が来る前にやってしまえばいいのよ」
私がそう言うと、彼は眉間に皺を寄せて何かを考えだした。
「確かにいずれ対峙するかも知れない第三者である彼女が油断しているうちに、先手を取るのは良い案かも知れないな」
「だったら‥‥‥」
「でも駄目だよ。杏奈、今回だけは駄目だ」
彼の口から二回も「駄目」と言う言葉が出てきて、猛烈に怒りが沸騰した。
「どうして!?私は‥‥‥」
感情のままに立ち上がった反動で机に置いていたティーカップが床に落ちて割れた。カップの割れる音がシンとした部屋に響き渡り、お兄ちゃんはハァと息を吐く。何故、彼は優蘭に攻撃出来ないのだろうか?理由を聞きたい。
「どうして今回は駄目なの?まさか、お兄ちゃんより優蘭の方が強いなんて事は‥‥」
「いや、向こうの実力がどの程度か知らないから行きたくないのもあるが、それ以前に彼女を倒すにはタイミングが悪い」
「タイミング‥‥?」
現在この世界中に魔人は結構沢山いる。そして天使、悪魔、第三者の三陣営のうち、天使と悪魔で殺しあっているのが今の現状なのだそうだ。そんな状態で派手に力を使ってしまうと悪魔と天使に見つかり、優蘭を殺す所か追いかけ回され、何も出来ずに痛い目を見る可能性が高いのだとか。
「手を出そうとしても天使と悪魔の邪魔が入ってしまうって事ね」
「そうだ。それと、これは異世界とは関係の無い話だけど、僕はヴァイオリン、杏奈はピアノの発表会の日が迫って来ている。そんな大切な練習時間を削ってまで彼女に構うだけの理由が無いと思うんだよ」
私とした事が‥‥完全に忘れていた。
あまりにも嫌な意味で優蘭の事しか頭になかった。私が項垂れていると、落としたカップの破片を拾っていたお兄ちゃんが私を心配そうに見た。
「杏奈の我儘を聞いてやれなくて済まない。でも僕は杏奈に怪我して欲しくないんだ。君の溜まったストレスは僕なりに何とかしてあげる。だから時が来るまで、もう彼女に近づくのはやめてくれないか?」
そう言って少し悲しそうに潤んだ青緑色の目で私を見つめる。
お兄ちゃんの言うことはいつも正しい。
そんな彼の口から「やめろ」と言われてしまった。こんな今にも泣きそうな顔で頼まれたら流石の私も頷くしかない。私は兄ちゃんから優蘭接触禁止令が出されてしまった事であからさまにがっかりした。そんな私を見てお兄ちゃんは「話はまだ終わってないぞ」と言って話を続ける。
「今は天使と悪魔が邪魔だから彼女に近づけないが、その両者が全滅したら杏奈が言っていた様に彼女に手が出せる。予想だが今の天使と悪魔の戦いを見るに終戦するのは‥‥‥五年後。杏奈が十七歳になった頃だと予想してる。だからそれまでの辛抱だ」
五年後‥‥。すごく長い。
でも、私はお兄ちゃんを信じてる。
私はお兄ちゃんの指示に従い、優蘭に死の鉄槌を下せるその日まで、彼女が死ぬ光景を想像しながら、他の子で我慢する事にした。
見てらっしゃい‥‥。
私は優蘭を絶対に許さない。




