□043■セカンドゲーム
伊藤泰輔編-ファイル02
楽々と、電車の中で行われたクイズをクリアした、
ゲームの常連者、泰輔。
停車駅で少しばかり気を楽にしていたら、魔の手が再び伸ばされようとしていた。
電車を降り立った俺、それすなわち伊藤 泰輔。
せっかくこの町に来たのだから、少しばかし観光することにした。
しかしそれもままならぬまま、異変が起こった。
携帯に新着メールの文字。
開いてみると、信じられないものが目に映る。
------------------------------------
セカンドゲームの開始です。
http://www.mityiyokunodi.co.jp/
------------------------------------
「セカンド……ゲーム？」
何だよこれ…今までこんなことあったか?
いや、なかった。
このゲーム、狂いだしたか?
それとも…
とにかく、アドレスの示す場所に行ってみる。
しかし、やっぱりそこはNOAH CUBE。
どうやら、いたずらではないらしい。
しかし、セカンドゲームの内容は…
項目の中の"今日のゲ〜ム"を押す。
するとそこには、今までにやったことのないゲームが記載されていた。
------------------------------------
Я今日のゲームЯ
ー・宝探しゲーム・ー
町のどこかにある宝を見つけ出せ。
写メで宝を写し、
以下のアドレスに送れ。
尚、宝は、撮ると消滅します。
momoirorirekdfjasl@cube.co.gn
------------------------------------
「宝……？！」
ヒントは！…ないのかよ！！
くそ！こんな初めての町でどう動けばいいんだ！
とにかく初心者でも見つけて…！
「クソ！！！そうか…」
セカンドゲームだから初心者がいる確率が低い…
「クソ…クソ、クソ、クソ！！！」
俺はまんまとこのゲームにはめられたのか?
ッチ！こんな所で、負けてられっか！
さっきの電車でのクイズみたいに、簡単にクリアしてやる！！
