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ヤマダ  作者: ヌケカラ
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一節「猫」

一節「猫」

私は中里咲。私立の共学に通う、女子高生だ。よく、下の名前を"さき"って言われるけど、実は"えみ"なんだよね..。で、私のクラスには山田勇っていう、いかにもマンガかなんかにでてきそうな男子がいるんだ。その子がこの前、公園で猫を殺してるのを見ちゃったんだ。山田には気づかれなかっけど、すごく怖くて、家にすぐ帰った。でも、やっぱり怖くて、公園に次の日いったら、ベンチの下に、袋があって、その袋の中を半分猫がいるんだろうな、と思いながらみると、やっぱりいた。公園のトイレで泣きながら嘔吐した。でも、「死」って何だろう?私は、自慢ではないけど、血縁関係のある人の葬式なんかにはいったことがなかて、イマイチ、猫が死んだっていう事実をボンヤリとした何かで受け止めていたんだ。だけど、そうあの日が来るまではね..。猫はちゃんと、公園に植えてある、何かの木の裏側に穴を掘って埋めといてあげた。山田は何で猫を殺したんだろう?その日がくるまで、私は、死とは何か?これだけを考えてた気がする...。

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