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転生女神の英雄譚(リメイク版)  作者: 槻白倫
第1章 女神の始まり
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第4話 現状整理

 幸助は驚き身を硬直させる。


 なるほど、器が女の子ならば、意識が途切れる前に聞こえた高い声にも納得がいく。


 驚きどうでもいいことを思考していると、扉越しに男が声をかけてきた。


『どうかなさいましたか? 大きな声が聞こえましたが』


 男の声で我に返り慌てて体にタオルを巻くと言った。


「な、何でもないです! 気にしないで下さい!」


『……分かりました。ですが、何かあったらすぐに私に申しつけ下さい』


「わ、分かりました……」


 どうやら、声を聞きつけて男が入ってくる、なんてことは無いようでひとまず安心する幸助。


「とりあえず……お風呂入ろ……」


 混乱する頭を整理したいのでお風呂場に入る。お風呂場まで繋がってるだろう扉を開けるとそこには教会に似つかわしくない光景が広がっていた。


「何故……温泉……?」


 そこには、それなりの大きさの岩で囲まれた大きな温泉があった。


 西洋風の大浴場をイメージしていたのでなんだか裏切られた気分だ。


「はあぁ……。まあ、今はいっか……」


 何故教会の中に温泉なのかという疑問を今は置いておき、取りあえずお湯にかることにする。


 しゃがみこみお湯に手をひたし、程良い温度なのを確認すると足からお湯に浸かっていく。自分の体を見ないようにタオルは外していない。マナー違反だが今は仕方ないと目を瞑って欲しい。


「ふうぅ~」


 思わず声を出してしまう幸助。


 お湯に浸かり暫くすると落ち着いてくる。落ち着いてきた頭で今の状況を考え始める。


 先ず考えたことは自分の体のことだ。自分の髪とひとみの色が女神と同じだった事と自分の体が大体十二歳児くらいまでになっている事。そして何より自分の体が女になっているという事だ。


 先ず、髪と瞳の色が女神と同じなのは幸助が神になったせいだろう。推測だが、あの女神はこの世界の神だ。その神が作った器なのだから、その神と類似していても何ら不思議はないはずだ。


 体がなぜ幼いのかは見当もつかない。そして、器が女の子だと言うことにもだ。


 なぜ男である幸助の器が女の子なのか。もともと、器は女の子だけしかないのか。


「何にせよ、情報が足りなすぎる……」


 疑問に対しての今の幸助の答えを呟く。広い浴場で、その声はくぐもって反響した。


 反響した声に耳を澄ませる。くぐもっても聞こえた自分の声は幸助のそれとは似ても似つかない綺麗な鈴の音のような声だった。


 自分の声なのに自分で出しているとは思えない、なんとも不思議な感覚に襲われる。


 鏡で見た自分の姿と、さっき自身の口から自分の声を聞くと、崎三幸助は外見的には完全に消えてしまったのだと思い知らされる。


 自分で選んだ答えに他人の思惑がからみこの姿になった。その事に後悔はない。むしろ僥倖ぎょうこうであったと思っている。


 美結に加護を二つも与えてこの世界によこし、それでいて自分もこの世界に来ることが出来た。結果だけ見れば万々歳だ。


「……」


 なのに、寂しさが胸の内を占拠している。いや、心に大きな穴がぽっかり開いたようであった。


「まあ、今はいいや……」


 そう言うと幸助は思考を戻す。心の穴を見ないようにするために無理矢理思考を切り替えたのだが、どちらにしろ考えなくてはならないことでもあった。


 今考えなくてはならないのはこれからどうするかだ。よくよく考えれば黙ってここまで連れてこられたが、ここが安全だという保証はどこにもない。それに、あの男が誰なのかもすら知らない。


 その事に今更思いつく辺り、自分はまだ平和ボケをしているのだろう。


 ここは幸助にとって未知の場所。何が常識で何が非常識なのかすら分からないのだ。気を引き締めなければならない。


 両の頬をパンパンと叩き気を引き締める。


「よし!」


 気合いを入れなおすと早速思考する。


 最初に考えなくてはいけないのは今後の方針だ。


 ここが安全な場所かどうかすら分からないことを考えると、先ずはここの安全性とあの男の素性を確認すべきだ。


 それと、幸助は人を探さなくてはいけない。


「ロズウェル・アドリエ……」


 幸助のことをお世話してくれて、女神の未来予知で見た限りだと死ぬ予定の人物の名前を口に出す。


 女神が自分の世話係だったと言っていたので、先ずはこの人に会わねばいけない。


 そうと決まれば幸助はお風呂から上がる。


 体を極力見ないようにタオルをはがし、お湯をしぼってから体についた水滴をある程度拭う。タオルをまた搾ってから体に巻き付ける。


 完全に絞り切れてはいないので、体に水がついてしまうがそこは仕方がないだろう。


 扉を開け脱衣所にでる。棚の上に畳んであったバスタオル取り、髪を拭いてから巻いてあったタオルをはがし体を拭く。この時やはり体は見ない。


 そうしてあらかた拭き終わり、さあ着替えるぞと言うところで気付いた。


「服、無いじゃん……」


 そう、服がないのだ。


 幸助は湖から上がった時から服を着ていない。そのため服は元々持っていないのだ。


 何か案は無いかとうんうん唸って考えてみたが、特に良い案は思い付かなかった。


 どうしようか、もうタオル体に巻いて出ちゃおうか、などと悩んでいると、そう言えば扉の向こうに男が待機しているということを思い出す。


(そう言えば、何かあったら言ってくれって言われてたな……)


 それを思い出し、扉越しに声をかけようとしたが肝心なことに思い当たる。


(俺、あいつの名前知らねえし……)


 まずは冷えた体を温めろと言われたのでここに連れてこられたが、思い返せば会ってから自己紹介すらしてなかった。いや、向こうだけは幸助の事を『アリア様』と呼んでいた。人違いの可能性もなくはないのだが、あの男が幸助を始めてみたときのリアクションを考えれば、その線は薄いだろう。


 あの男は、幸助の姿に驚いたのであって、幸助が湖から出てきたことに対して驚いてはいなかったからだ。それに、湖から出てくると言うことを知っていなければタオルなんて持ってこない。


 あの男は、幸助の今の状況に対し、少なからず幸助を納得させることのできる情報は持ち合わせている。


 どうにかして自己紹介の時にでも聞き出そうと決める。あの男は幸助を恭しくあつかっている。少し聞けば簡単に答えてくれそうだとも思ったのだ。


 しかし、それもこれも、まずは目下の最優先事項である衣服をどうするかを解決してからだ。


(名前を知らない相手をどう呼べばいいのだろう……)


 幸助は、基本的には美結としか会話をしていない。そのため相手のことを『おい』だの『お前』だのとしか呼んでいなかった。唯一の例外を上げるとするならば、美結と共通の『友人』と呼んでもいい瀬能真樹のことを『瀬能』と呼ぶくらいであった。


 必要最低限の知り合いにしか話しかけないので、幸助は知らない人に声をかけると言うことをあまりやったことがない。


(「おい」て言うのは違う気がするし……「そこの男」はなんか変だし……「ヘイ、ユー」は通じる訳ないし……)


「うーん」


 文字通り、うんうん唸って考える。しかし、妙案は見つからない。


 考えに考え抜いた結果、答えを出す。


「よし、直接話そう」


 別に無理に扉越しに声をかけなくてもいいのだ。扉を開けさえすれば、男の方から気付いてくれるだろう。


 しかし、このときの幸助は失念していた。めったにしないことをしようとしていたために、頭が少しだけパニックを起こしていたのだ。


 別に、呼びかけなくとも、扉をノックすればいいと言うことに。扉の向こうに誰かがいるかもしれない場合にはノックをするのが当たり前。その当たり前が、言葉をかけなければいけないという前提条件があったのと、焦っていたことにより、幸助の頭からは抜け落ちていたのだ。


 ともあれ、男に声をかけることに決めた幸助。そして、扉を開けようとドアノブに手をかけたところでぴたりと止まる。


 もう一つ、失念していることがあったのだが、そちらには寸前で気づけたのだ。


(そういや、俺タオル一枚じゃん……)


 まあ、別に裸見られる訳じゃないから良いか、と思いかけるが、それはいかがなものだろうかと寸前で思いとどまる。幸助の思考回路は男そのものであるが、体は女性のものなのである。


 幸助の今の身体は、外見的にはまだまだ子供なので女性的な起伏は乏しいが、決して無いわけではないのだ。


 胸は年相応に膨らんでおり、腰はくびれていてお尻は程よい大きさだ。子供っぽい体ではあるのだが、女性的な魅力がないかと言われれば否と言わざるを得ない。


 ましてや、先ほど鏡で見た通り、今の幸助の顔は美少女と言っても過言ではないのだ。いや、断言しよう。美少女なのだ。


 そんな幸助がタオル一枚で男の前に出て、果たして男は冷静でいられるか。これも、否と言わざるを得ないだろう。


 ましてや今は二人きりなのだ。襲われないという保証はどこにもないのだ。


(あれ? もしかしなくても……ピンチ?)


 貞操の危機を感じ取り、若干後ずさる幸助。


 今の幸助は女性であり、いずれは女性として受け入れなければならないこともあるのだろうが、さすがに一日と、それどころか一時間も経たずに純潔を散らしたくはない。


 思わぬ窮地に硬直してしまっていると、不意に扉越しに声をかけられる。


「どうかなさいましたか?」


「えっ?!」


 不意に声をかけられて驚くが、とりあえず何か言わなければと思い、すぐに答える。


「え、あ……服が無いので……その……」


 答えねばと思ったのだが、言っているうちにだんだん尻すぼみになっていく。


(服無いから下さいなんて図々しすぎて言えねぇ!!)


 どう言い直そうかと、思案している幸助をよそに、扉の向こうにいる男は幸助が言いたいことに察しがついたのか、冷静に声をかける。


「申し訳ございません。お召し物の準備をしていませんでしたね。すぐにとって参りますので少々お待ちください」


 男はそう言うと、幸助の返事も待たずに早足に何処かへ行ってしまった。


 取りあえず幸助は言われたとおりに脱衣所にて待機する。


 しばらく待っていると、扉がノックされる。


「アリア様。お召し物をお持ちいたしました」


「あ、はい。どうぞ」


「……」


「……」


「……」


「あの……」


 黙りこくってなんの反応も返ってこないので、幸助は声をかけた。


「すみません。裸の女性がいる部屋に、果たして入っていいものかと悩んでしまっていました」


「あっ」


 男に言われ幸助も気づく。


 確かに、中で裸の女性がいると知っていて、部屋に堂々と入っていく男などいないだろう。ましてや、二人は出会ってまだ一時間も経っていないのだ。男が固まってしまうのも無理はない。


「すみません。タオルを巻いてるので入って来ても大丈夫です」


 このとき、幸助の頭からは先ほど懸念したことはすっかりと抜けていた。あまり、男を困らせてはいけないと考えていたので、すっぽりと抜け落ちていたのだ。


「……かしこまりました」


 男はタオルを巻いているとはいえ、半裸の女性がいる部屋に入ることに抵抗を覚えるが、幸助を待たせてはいけないと覚悟を決め返事をすると、扉を開けて部屋に入る。その手にはおぼんを持っており、おぼんの上には衣服が綺麗にたたんで載せられている。


「それでは、こちらにお召し替え下さい。気付けの仕方などがお分かりにならないときには私にお申し付けください。では……」


 男はそれだけ言うと脱衣所を出て行った。


 お礼を言う間もなく出て行った男に呆然としながらも、男が持ってきた服を見る。


 服を広げずに見るが、取りあえず思うことは一つ。


「これ……女物なんだろうな……」


 自分の容姿と性別を加味すると恐らく、いや確実に女物だろう。


(うぅ……女物を着ることになるとは……)


 正直、女性の服を着るのに抵抗と違和感はあるのだが、これ以外に服がない以上、この服を着るしかない。それに、これも慣れていくしかないのだ。


 覚悟を決めて服を広げると何かがパサリと落ちる。それを見ると幸助は衝撃の余り動きを止める。


「パ……パンツ……ですか……」


 その落ちたものとは、女物の下着であった。


 自分がこれを穿かなければいけないと思うと頬がピクピクと引きつる。


 正直に言えば穿きたくない。幸助は、体は女でも心は男なのだから。だが、他に下着は見当たらない。それに、何度も言うが、これから何度も通る道なのだ。慣れるしかない。


「ぐ、ぐぬぬぬぬぅ……くっ! 穿くしかない……か……」


 色々考えた結果穿いた方が良いだろう。服はどうやら、白色のワンピースのようだし、たまたま風がなびいて見られでもしたらたまったものではない。最初に全裸を見られていることに対してはノーカウントだ。


 呻き声を上げながらパンツに足を通し穿いていく。


「ぐぎぎっ……」


 覚悟は決めたものの、抵抗があるのか呻き声をあげてパンツを穿く幸助。その様は、はたから見れば奇妙な光景なのだが、幸いなことにこの部屋には幸助しかいない。部屋の外にいる男には、幸助の呻き声が聞こえていたのだが、幸助には知るよしもないことであった。


 そうして、パンツを穿き終えると「はあ」と諦めとも疲れともとれる溜息を洩らす。


(長い戦いだった……)


 別段時間はかかっていないのだが、幸助からしてみれば長く時間がかかったように感じたのだ。


「まあ、この後は簡単だな……」


 この後はワンピースを着て同色の靴下と靴を履くだけだ。


 パンツのおよそ半分の時間で着替え終わる。


 巻いていたバスタオルは洗濯篭であろう箱に放り込む。


 姿見の前に立ち、おかしな所が無いか確認するが、どこもおかしな所は見受けられなかったので大丈夫そうだと判断する。


 扉を開け外に出る。 


 男はこちらを向き幸助の恰好を見ると微笑みながら言った。


「とてもお似合いですよ。さあ、それでは行きましょう。この屋敷の案内をいたします」


「は、はい」


 幸助は男の隣に並ぶ。


 お風呂から出たら名前を聞こうと思っていたので、ちょうどいいタイミングだと思い訊ねる。それと、ロズウェル・アドリエという人物の所在を確認しなければいけないので、それも兼ねてだ。


「あの、お名前をお伺いしても?」


 男はそう言われるとはっとした表情になった後、深く頭を下げてきた。


「申し訳ありませんでした。私としたことが名乗るのを忘れていました」


「い、いいですよ! そんなに頭を下げないで。俺も、名乗っていないわけですし」


「アリア様のお名前は存じております。しかし、存じているからと自己紹介を怠ったのは私の失態です」


「わ、分かりましたから! とりあえず、顔を上げて自己紹介しましょう?」


 男の言っていることで気になることがあったのだが、今は男の頭を上げさせることが先決だ。外見的には年上とは言え、精神的には同年代と思われる男に、ここまで深く頭を下げられると落ち着かないのだ。


「かしこまりました」


 幸助の言葉に応じ頭を上げる。そのことに安堵する幸助。


「あらためまして、私、ロズウェル・アドリエと申します。以後、アリア様の身の回りのお世話をさせていただきます」


 幸助は男の言葉を聞き驚く。


 少しだけそうではないかと思っていたのだが、まさか本当にそうだとは思っていなかったのだ。


 それに、こんなに早くに見つけられると思っていなかったのだ。


 そして、思っていた以上に若かった。


「お前が……ロズウェル……」


「はい、私めがロズウェルでございます」

 

 思わず呟いた幸助にロズウェルが丁寧に答える。それを聞き幸助は慌てる。


 わざとではないとは言え、外見上では年上のロズウェルに向かって、「お前」と言ってしまったのだ。元の体なら同い年くらい、いや、まだロズウェルの方が若いのでタメ口でも平気だったと思う。だが、幸助の今の外見は十二歳だ。


 年端もいかない少女に呼び捨てにされ、ロズウェルが気を悪くするかもしれない。


「す、すみません! 呼び捨てになんてしてしまって」


 慌てて頭を下げる幸助。


 だが、頭を下げる幸助を見て、なぜだかロズウェルの方が慌てる。


「そ、そんな、私なんぞのために頭など下げないでください! むしろ、呼び捨てにしてください! あと、敬語の方もおやめください!」


 慌て始めるロズウェルを見て、幸助の方が驚いてしまう。


 見た目と言動が冷静沈着な彼が、これほどまでに取り乱すとは思わなかったのだ。


 自分が神と言う存在であることは理解していた。ロズウェルの身分がどれほど高いのかは分からないが、見た限り相当上等な服を着ている。身分が高いか、その服を提供できるほどの者に雇われているのかは分からない。


 どちらにせよ、ここまで幸助を敬うようにしているのだ。今の幸助の身分はそれなりに高いものなのだろう。


「私はあなた様の従者です。主人が従者に敬語などお使いにならないで下さい」


「そ、その、従者とか言うのは……なんなのでしょう?」


「……」


「あ、あの……」


「……」


「うっ……はあ……わかり……分かったよ、ロズウェル。これで良いか?」


「はい、ありがとうございます」


 ロズウェルは見た目に反してなかなかに頑固みたいだ。


 敬語をやめて、ロズウェルを呼び捨てにする幸助を見て安堵したように顔を綻ばせるロズウェル。


「それで、従者の事がお分かりにならないのですか?」


「それどころか、この国のこともろくに知らない」


 ロズウェルは顎に手を当てて少し考える仕草を見せた。そんな動作も彼には似合っていた。


 考えが纏まったのかロズウェルは手を元の位置に戻す。

   

「それでは、案内は後回しにして、先ずはこの国のことをお教えいたします。お部屋までご案内しますのでついてきて下さい」


 そう言うとロズウェルは歩き始める。その隣を幸助は歩く。


 取りあえず、この世界のことを知れそうなのと、ロズウェル・アドリエがすぐに見つかったことに安堵するのだった。

   


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