人間爆弾
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
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無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
タイトル:人間爆弾
私は大正の生まれ。でも令和になった今でも生きている。
私の娘は遠の昔に亡くなった。
私がまだ娘だった頃、不思議な存在に出会った。
今から思えば、あれは人間だったのか何か特別な存在だったのか。よくわからない。
とにかくその存在に出会い、
私の体にあるものが埋め込まれたのだ。
そのものを自分から飲んだのだが、彼女のあの時の目は不思議だった。
謎の女「これを飲めば、あなたの夢は叶うでしょう。信じるか否かはあなた次第。信じれば、少なくともあなたの夢は叶う」
そう言って冷静に見つめてきたその目。
あの目はあまりに冷たく、初めて見る安らぎを宿していた。
私が飲んだそれは液体だったが形があった。
うまく説明できない。
夢の中で見たような飲み物で、ワインに似て、
ビールにも似て、コーヒーにも似て、コーラにも似て。
喉越しなめらかで、口に入れたらツルッと入ってしまった。
そのあと私は笑い、飲んだその時の記憶が薄れ
普通に水を飲んだ感覚に戻っていった。
それから私は結婚し、娘を1人儲けた。
娘はどんどん成長し、夫もどんどん老いてゆき、
私だけが取り残される。
夫は幸いながらも私の本性を見ることなく、
某月某日、事故に遭って亡くなった。
まだ夫も私も50代半ばだった時。
そして娘も老いて病床に着いた時、
あの時の言葉が未だに忘れられない。
娘のシワだらけの手がシワひとつ無い
きれいな私の手を取り、病床の内から…
娘「…お母さん…お母さんはいったい…何ものですか…?」
それを聞いて涙を流した自分を覚えている。
娘はそのまま息を引き取った。
そしてつい最近になり、あの女が私の心に現れたのだ。
そしてこう言った。
謎の女「あの時あなたが飲んだ飲み物の名前、まだ教えてなかったわね。『人間爆弾』そう覚えるといいわ」
「人間爆弾」
この言葉の意味がどういうものなのか
未だよくわからないけど、
何かただならぬものだった事は
この私の人生が既に証明している。
そして私は今日も、若い娘に紛れ、今の時代を生きて居るのだ。
この私の噂はいちど新聞にも流れたことがあり、
漫画にもなったり、特別な実写ドラマにもなったり、
まぁ知る人は知っているはず。
(※)これまでにアップしてきた作品の内から私的コレクションを再アップ!
お時間があるとき、気が向いたときにご覧ください^^
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=fU8HRCwVPnc
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬