化け物の召喚
俺リーン・ルノエスはベディと脱出作戦を決行した。
俺は悪魔が出る部屋へと向かったところ、ティア先生に教わった魔法陣のトラップが存在していた。
俺は今魔法陣を前にしていた。
「これを先生は壊せと言っていたけど…とりあえず床を燃やすか!」
俺は魔法陣を壊すため、部屋を照らすために出していたファイアを魔法陣に向かって飛ばしてみた。
シュン!
「やばい!」
俺が投げた火は床を燃やすことなく、魔法陣に吸収されてしまった。
そして、魔法陣は火魔法を吸収すると同時に青く光り始めた、
「これは転移魔法だ!」
先生から教わった光り方の違いでは青色の光り方は転移の魔法らしく、その魔法陣に乗った物を遠くへ飛ばすか、逆に何かを呼び寄せてしまうらしい。
悪魔が出るというのは召喚魔法陣だったからだったんだな!
俺がそんなことを思っていると魔法陣から何かが出てこようとしている。
「やばいやばいやばい!」
魔法陣の下から何かツノのようなものが上がってくる!
「うぉーー!どうにかしないとー!」
俺はふと先ほど拾ったものを思い出した!
「あれしかない!」
俺はポケットから急いで鉛筆を取り出し、床に書かれている魔法陣を鉛筆で擦り続けた!
グォォ!
魔法陣から出てきたツノが顔まで見えていた。
そこには牛の顔をした化け物がいた。
「うぉぉ!!消えてくれーー!」
俺は必死に床を擦り続けた!
「うぉぉ!」
「グォォ!!」
俺と牛頭の叫び声が響いた。
すると、急に魔法陣の光が消えた。
ゴン!
ゴロゴロゴロ…
光が消えた瞬間何かが床に落ちる音と共に牛頭の叫び声が聞こえなくなっていた。
「うげ…」
そこには先ほどまで叫んでいた、牛の頭が転がっていた。
魔法陣は転移してる途中に魔力を失うか、魔法陣自体がダメになると移動中のものは切り捨てられてしまうらしい。
恐ろしい…
とりあえずこの牛の頭は放置してるのも良くないし、影の世界に捨てておくか?
ドッドッドッド!
俺が呑気にそんなことを考えていると何かがすごい勢いで走ってくる音が聞こえた!
やばい!
と思った俺は牛の頭を抱えたままシャドーだいぶで影の世界へ入った!
「あぶねーーー!」
俺が急いで影の世界へ入ると、修道女のキートが隠し部屋に入ってきた。
「だれだ!」
俺は影の世界からこっそりと息を潜めていた。
「これは…血」
「誰かいたな!?出てこい!どこに隠れて嫌がる!」
そう言うと、キートは部屋を探し回っていた。
「おい、ミノタウルス!出てこい!」
キートは起こりながら魔法陣に魔力を注ごうとしていた。
「おい!反応しやがれ!」
最初に見た時とは全くの別人かのような形相でキートは怒っていた。
「くそが!」
キートは部屋を出ようとした時俺が魔法陣を鉛筆で消した部分を見つけてしまった。
「これは…誰がやりやがったんだ!」
「ぜってぇ殺す!」
キートは目を充血させて犯人を探している。
「は!…あいつらか!」
そう言うとキートは物置部屋に戻り、階段を走って降りて行った!
やばい!ベディ達が、ばれてしまう!




