悪魔の部屋
俺リーン・ルノエスはベディと地下牢からの脱出を考えていた。
その中で、教会の中に隠し部屋があることを知る。そこには悪魔が出てくる何かがあるらしく、俺はその場所への行き方をベディから聞いていた。
俺はベディに隠し部屋への行き方について聞いていた。
「それでその部屋はどうやっていくんだい?」
俺がそう聞くとベディは詳しく教えてくれた。
「まずここへ連れてこられた時に使ったあの階段を登るの。そしたらいろんな物が置いてある部屋に着くと思うわ」
「その部屋に着いたら、登ってきた階段側を見て左側の壁の一番右端まだ行って。そこの壁を押し込むようにして、左にスライドするの。そうしたらまず隠されていた部屋へといける小さい部屋のような通路があるの」
「うん…」
「その部屋の通路をぐるっと回ると、入ってきた扉の真横の壁に到着するの。それを入った時と同じように押し込んで左に動かす。するとさっき話した悪魔が出た部屋に繋がるわ」
「わかった。やってみるよ…」
俺はその部屋へのルートをなんとなくだが理解し、そこへ向かうことを決めた。
「じゃあ、俺がその部屋へ行って魔法陣を壊す。それと同時にヴェルとベディはシャドーダイブでアンあんおばさんの家まで逃げてくれ」
「わかった」
「チュウ!」
アンおばさんには申し訳ないが、事情を話してこの子達をなんとか匿ってもらえるように頼むことにした。
「俺はそれが終わり次第、ヴェルと合流してあのキートってヴァンパイアを倒すことにするよ!」
俺たちがそんなことを話していると倒れていた子どもたちが目を覚ました。
「うぅ…だれ…?」
「大丈夫かい?」
グゥゥ〜
「大丈夫…」
どうやらこの子達はお腹が空いているようだ。
ろくな食事もさせてもらえないが、回復魔法を使ったこともあり体調はだいぶマシになっていた。
「これ食べなさい」
そういうときベディは屋台で取ってきたトカゲの串焼きを渡していた。
「いつも君が食べ物を渡していたのかい?」
「この子達は売られるまでろくな食事もさせてもらえないからね…本当に酷いもんよ」
ベディはずっとこの子達に食べ物をあげるために盗みをしていたんだ…
俺はそれを知り罪悪感と共に必ず助ける覚悟を持った。
「絶対に脱出しよう」
子供達がトカゲの串焼きを食べ終わる頃俺たちは脱出の方法についてもう一度確認をしていた。
「じゃあ、子供達は任せるね!」
「うん!」
準備ができた俺たちはそれぞれのやるべきことを開始した。
「僕たちができることはありますか?」
1人の男の子がこちらを心配してくれている。
「大丈夫だよ!俺たちが君たちをしっかりと守り抜いてみせるから!」
「うん!ありがとう!」
「ありがとう!」
そんなに年も変わらないが俺はこの子達を守り抜くと決めた。
それじゃあ、脱出開始だ!




