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10億円寄付したら優遇転生してもらえました。  作者: ブロッコリーは芯のほうがうまい
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絵本の中身

俺【リーン・ルノエス】が1歳になり家族にお祝いしてもらった。

その時にもらった絵本はどうやら両親が元になった絵本らしい...

両親から1歳のプレゼントとしてもらったこの絵本...


気になる!


ということで今日はゆっくりこの本を読んでいくことにする。


「自分の親の黒歴史なのかどうかしっかりと学習してやろじゃないか」




〜ドラゴンと英雄〜


昔々、ある村に1匹のドラゴンが現れました。


それはこの世界に5匹いる伝説のドラゴンの1匹


火のドラゴンでした。


火のドラゴンは1人の村人をパクリと食べてしまいました。


すると、ドラゴンは大喜び


「うまいうまい」と叫んでいました。


こうして人の味を覚えてしまったドラゴン


毎日村に現れては人間を1人ずつ食べていきました。


そんな時、1人の英雄が現れました。


彼は人が持つには大きすぎる真っ黒な剣を


片手で持ち上げていました。


「あなたは勇者様ですか?」


「いえ、私は通りすがりの冒険者クーラスです。」


村人達は彼に頼みました。


「どうかあのドラゴンを倒してくれ」


すると彼は言いました。


「任せてください!どんな敵が来ても僕が守ってみます!」


村人達は大喜びです。


そして、その夜いつものようにドラゴンがやってきました。


「今日のご飯はどこだー」


ドラゴンが大きな声をあげました。


すると暗闇から1人の男が走ってきます。


「お前を買ってやるー」


ドラゴンは走ってする者を食べてやろうと大きな口を開けていました。


クーラスは目にも止まらぬ速さで剣を振ります。


「バチーン」


「いっ痛い!!!」


大きな黒い剣がドラゴンの頬を叩きました。


ドラゴンはびっくりして飛んで行こうとしました。


それを見たクーラスはすぐさましっぽに捕まりドラゴンと一緒に飛んでいってしまいました。


一瞬の出来事で村人達はびっくりしてしまいました。


そして、村人達はクーラスが食べられたのではないかと朝まだ寝ることができませんでした。


夜が明け


朝日が昇ってきたころ


1人の大きな黒い剣を持った男が村に歩いてきていました。


それはクーラスでした。



村人たちは大喜びです


「やったー!やったー!」


クーラスは大きなツノを掲げ言いました。


「これでもう大丈夫!ドラゴンは僕が懲らしめてきました。」


英雄変わらずの帰還に村人達は喜び


その日は一日中宴をしました。


みんなで美味しい料理を食べ、たくさん酒を飲み、歌いました。


めでたしめでたし。



さく:レッドマウンテン村長




なるほど、


うちのクーラス、実はめちゃくちゃ強いというのは本になってるくらいだし本当のようだね。


しかし、さすがに尾鰭が高すぎている気がする。


さらにうちには大きな黒い剣などなかったはず。


使っていたのだとするとどこに行ったのか...


後でクーラスに聞いてみるとしよう。

しかし、少し疲れてしまった


寝よう...




次回:父さんの過去

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