真犯人
俺リーン・ルノエスは誘拐されたあと、パールとボルスを助けけだし、2人が先日出会った3人の剣士の友達であることを知る。
2人から話を聞いていくと、誘拐犯が同じことが判明した。
それは、リーンがネズミから死んだと聞かされていた、エザルア・サンタだった。
そして、今エザルアは俺たちの目の前に姿を現した。
今、俺の前にはエザルア・サンタがいる。
「あんたが犯人だったのか…」
「…」
「なんかとか言ったらどうなんだ!」
俺がそう叫んだ瞬間。
エザルアは俺が瞬きをするよりも早く、俺の目の前に剣を突きつけていた。
キン!
しかし、俺の目の前でその剣は何かにあたり止まっている。
「ご主人様逃げてください!」
俺が気を抜いていたときヴェルが咄嗟に防御魔法を使い幅を塞いでくれていたのだ!
俺はすぐに後ろに下がり、パールとボルスを捕まえた。
「2人は逃げて!」
「シャドーダイブ」
俺は2人を影の世界に移動させた。
「できるだけ遠くへ逃げて!遠くに走って、もう大丈夫だと思える場所に着いたら、その窓から出て安全な場所に隠れるんだ!」
「わ、わかったよリーン…」
「リーンも逃げようよ」
「パール!あいつはきっと逃げてもすぐに追いついてくる。だから時間稼ぎができるようになるべく深手を合わせて見せる!もし倒せたら俺たちも急いで追いつくから」
「うん…」
俺は2人にそう言い残し、すぐに通路へと戻った。
「ヴェル!お待たせ!」
「ご主人様!逃げてください!こいつは強すぎます…このままだとみんな死んじゃいます!」
ヴェルがここまで言ってするくるとは驚きだ。
今俺の目の前に貼っている防御魔法はエザルアが切り掛かる度にヴェルの顔色を暗くさせている。
「そう長くは持たないか…」
「はい!だから早く逃げてください」
「…いや、ヴェルまだ作戦はあるぞ!」
俺はヴェルに作戦を話した。
「たぶん無理っすよそれ!」
「いいからやってみるぞ!」
そういうと俺は火の魔法を作り出した。
「ファイアーボール」
俺は壁一面を埋めるような高い火の玉を出した。
「これを縮めて…」
そしてその火の玉をできるだけ圧縮した。
「よし!いけるぞ!ヴェル!」
「はい!」
俺の合図でヴェルと俺は影の世界に潜った。
「どうにかなってくれ!」
俺が作った圧縮した火の玉は俺がいなくなった瞬間に爆発した!
「よっしゃー!成功した!」
俺が成功したのを見ると、ヴェルは影の窓から毒の霧を吐き出した。
「これで、もし生きてても毒で死ぬか、動けなくなってるでしょうね!」
「よし!逃げるぞ!」
俺たちがいた牢屋は俺の圧縮した火の圧縮が解除されたことにより、大爆発を起こしもはやどこが牢屋だったのかわからなくなっていた。
俺とヴェルは急いでパールとボルス達が走って行った方向に向かった。
「とりあえず、あいつらを連れて早く逃げないと…」
バコーーーン!!
何かが爆発する音が聞こえた。
「やばいやばいやばい!ご主人様来てますよ!」
俺が振り返ると瓦礫の埃を被りボロボロの服になっているエザルアがいた。
「なんであいつも影の世界に入れるんだよー!」
「あいつもきっと魔族なんですよ!!とにかく逃げましょー!」
俺はヴェルを肩に乗せ、風魔法を使い飛んで逃げていた。
シュン…
何かが破裂するような音が聞こえた。
「やばい!来てるってーー」
エザルアは空気が爆発する速度で移動してきている!
「ご主人あそこの窓からでてください!」
「わかった!」
俺は急接近してくるエザルアを間一髪避けて、影の世界から出た。
「あ、あぶね〜」
「リーン!」
「リーン!」
「君も無事だったか!」
俺が出た先にはパールとボルス。
そしてその父達アラスとパルス・パーシルがいた。




