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10億円寄付したら優遇転生してもらえました。  作者: ブロッコリーは芯のほうがうまい
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1ちゃいになたよ〜

俺リーン・ルノエスはこの世界に来てからボロい家からデカい屋敷に引っ越した。

気がつけば国王からもらってそろそろ一年が経とうとしている。

時の流れとは早いものだ。

この家に引っ越してきてからそろそろ1年経つからだろうか。


あれから俺にはいろいろな変化が起きた。


まず、ある程度の言葉は喋れるようになった。


「リーンちゃんおはよう」

「ママ〜おはよ〜」

「うちの息子可愛すぎ!」


実際はスラスラ喋ることも可能だが、生まれて1年もしない子供がすらすら喋るのは怖いと思い、あえてゆっくり喋っている。


「今日は特別な日だから楽しみにしててねぇ〜」

「とくべちゅなひ〜?」


特別とはなんだろか。

この国の独立記念日か何かか?


全く予想がつかぬ


まぁいい俺にはすることがある。


「たのちみ〜」

「ふふふ、いい子にしてるのよ」


いい子にしているというのはたぶん俺にはできない。

色々試した結果、俺は歩くこともできるようになった。

両親は俺が立った時

ク◯ラが歩き出したときのハ◯ジくらい喜んでいた


「リーンが、リーンが立ったー」

「おぉぉぉ!!!俺の息子は天才だー」


ヘアラとクーラスはリアクションが大きくて、こっちも嬉しくなる。


話をもどすが今日俺にはすることがある。


それは


読書だ!


寝る前に本を読んでもらい、昼間はメイドさんにいろんな本を読んでもらった。

ある程度読んでもらい俺はほぼ文字を理解できている。


「よし、書庫へ出発だ」


 俺はベッドの枕を片手に、こっそりと移動を始めた。

 この時間帯は下の階でメイド達が掃除をしているため、音さえ立てなければバレない。


 書庫へついた俺はまず最初に’ゴブリンでもわかる魔法'という若干の煽りのある表紙の本を手に取り、クッションを椅子に見立てて、本を読み始めた。


 この本によると人間誰しも魔力があるらしい。しかし、多くの人が魔法を使って生活できるほどの魔力があるわけではなく、魔力が多い人は数少ないらしい。


 基本となるのは水、火、風、雷、土この5つがあるらしい。

 他にも魔法は色々ありこの5つ以外の魔法は白魔法か黒魔法と大きく別けられているようだ。


「魔法には相性があるらしく人によっては使えない魔法もあるのか」 


 また、魔法が使えるようになるのは一般的に10歳前後かららしい。天才魔術師と言われるひとが3歳から魔法が使えた。という記録もあるが本当かはわからない。


「トントントン。失礼します」

「ガチャ」


扉が開く音がした。

「あの声はメイドのルルだ...」

「奇跡的に隣の部屋だったか。」


間一髪というところで俺は自分の部屋へ逃げ込んだ。


「今日はこの辺りにしておくか」


部屋に帰った俺はベットで寝転んでいた。

「どうもこの体は眠くなりやすい」


そんなことを考えていると寝てしまっていた。


「リーン起きて起きて」

「ん、なに...」


ヘアラが俺を起こした。


珍しいこともあるもんだ。

寝てたら基本放置されるのに。


そしてダイニングへ連れて行かれた。


「お誕生日おめでとーーー」


家にいる全員が俺をお祝いしてくれた



「今日はリーンのお誕生日よ」

「大きくなったなリーン」

「おめでとうございますおぼっちゃま」

「おめでとうございます」


「あ...あり...ありがとう」


家族みんなでお祝いをしてくれた。

俺はどうやら1歳になったらしい。


嬉しすぎて涙が出ちまいそうだぜ!


まだヘアラの乳を吸っているのに1歳か...


時が進むのは早い。


「リーンにプレゼントがあるんだよ〜」

「そうなの〜なになに〜」


ヘアラから何かプレゼントがあるらしい。1歳ということもあり何を渡されるのか全くわからない。


「はい!どうぞ!」

「わーい!えほんだー」


「これはママとパパが元になってる絵本なんだよ」

「すごーい」


どうやらうちのクーラスは絵本になるほどの有名人らしい。


そりゃセンさんが憧れるわけだ。


「ありがと〜」

「こちらこそ、生まれてきてくれてありがとう」


とても幸せだ、この家族に生まれてよかった。


それにしても、この絵本


かなり気になる....

次回:絵本の中身

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