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10億円寄付したら優遇転生してもらえました。  作者: ブロッコリーは芯のほうがうまい
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Got Mother=Heala

国王騎士のリグさんに我が家の土地を金貨100枚で買取したいという申し出に、我が母ヘアラは3倍料金を要求した。


まさか本当に払ってくれると思っていなかったが、本日とうとうこのお話が進む。

国王の人達がゾロゾロと家に入ってってきている。


さすがの俺も戦闘体制に入らねば!


いつでも漏らすことならできるぜ!

と、母ヘアラに視線をやる。


しかし、そんなことに気づくはずもなく、ヘアラは腕を組んで凛々しい顔をしている。


「とうとう来たわね」


ヘアラは男より勇ましいのかもしれない。


さすがです...


「クーラスもシャキッとして!」

「はっ!」


泡を吹いていたクーラスがやっと目を覚ました。


「この家の主人がしっかりしないとね」

「そうよ、信じてるからね」


国王の馬車からリグさんらしき騎士と王冠をかぶっている体のでかい男が出てきた。


「我が国王だ」


見た目よりも、そのでかい声の方がやばい。


俺は少しだけ漏らしていた。


「そこの婦人がここの主と聞いた」


リグさんが国王様にお話をしたところ、3倍の額を要求した者の顔を見てみたいという話になり、国王自ら訪れたようだ。


「で、結局3倍の額は出せるんですか?国王様」


国王相手だというのに一歩も引かない。さすが我がゴッドマザーヘアラ。


「あぁ用意したとも」

「だが、この畑だけで金貨300では我もいいとは言えぬ。そこで提案だが、お主たちのその家も譲ってくれ」


国王も悪いやつだ、1番の思い出であるこの家を手放したくないことをわかっていながら言っている。

この前までいい国だと思っていたが、前言撤回だ!


俺はこいつにションベンかけるまだ許さないからな!


そんなことを考えていると母が口を開けた。


「この家を手放せと....」




あーぁ


怒らせちゃった


俺しーらね!


「わかったわ」


ヘアラも怒っているし当然この話は飲み込めない...



「ん?!」



わかったって言った?!

ヘアラどうしたんだ。国王のデカさにビビっちまったのか...


そんなことを考えていたが、その不安はすぐに消えていった。


「この家をくれてやるんだから当然素晴らしい屋敷を下さるんですよね?」


「国王様」




うわぁぁぁぁぁ




うちの母親ビビるような人どころか


悪魔だった...



こんなおもろい展開なのにクーラスはクールな顔して気絶してやがる!


なんてやつだ



「ふははははは」


国王が急に笑い始めた。


「噂には聞いていたがここまでとはな!」

「私もここまでとは思っておりませんでした。申し訳ありません国王様」

「何を言うかリグよ!我はとても気分がいい!」

「よし決めた!お前達には高い家をやろう」


国王様は気が狂っておられるようですね。


俺は完全に緊張の糸が切れて洪水状態である。


「じゃあうちの子がそろそろお乳の時間だから、家ができたらお声掛けくださいね!国王様!」


そうして俺は授乳タイムと共に家の中へ連れて行かれた。


「またね、国王」

「僕は授乳タイムにがあるのでね」


そんな顔をしたリーンは国王にちょっと可愛い子供だと思われていたのであった。

国王の名前はビート・ウッド。

気の強い女性のことがとても好きである。

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