友達とすること。
俺リーン・ルノエスは誘拐されていたアーサーに友達になるように頼まれていた。
俺は最初は断っていたが、だんだんと可哀想に思えたため、友達になってやった。
今俺は昨日アーサーと友達になったことを後悔していた。
ドンドン!
ドンドンドンド!
「おはようございまーす」
アーサーは朝6時に俺の家の扉を叩き続けていた…
ドンドンドン
「リーン!遊びに来たぞー」
俺は布団の中から誰かが追い返してくれるだろうと思い布団をかぶった。
すると、執事のセンさんが扉を開けて相手をしてくれ。
「おはようございます。まだリーン様はお休みになられております。また、本日もご予定がございますので、お昼頃お伺いいただければと思います」
アーサーはセンさんの話を聞かずに俺の部屋へと走って向かっていた。
「こら!やめなさい!」
センさんが止めようとするもアーサーの足が早く、止めることができない。
ドン!
アーサーは俺の部屋の扉を勢いよく開けた。
「おはよう!リーン!剣の稽古をしよう!」
俺はベットからゆっくり降り
アーサーの目の前に行った。
「早すぎんだろ!今何時だと思ってんだ!」
やはりこいつは俺をイライラさせる天才なのかもしれない。
そう思いながら俺はキレていた。
「朝の6時だ!剣の稽古には気持ちよくていいぞ」
清々しいくらいの馬鹿を目の前にした俺はため息をついていた。
「俺剣の稽古とかやったことないし、お昼まで勉強あるから別でやってて」
「いや、今やろう!朝の方が空気がいい!」
そう言われながら俺は外に連れ出されていた。
どうやら拒否権はなかったようだ。
「眠い。眠すぎる。」
いつもより1時間早く起きているだけなのに異様に眠い
俺は剣を使ったことはないが、魔法なら使える。
魔法でさっさと倒して終わりにしよう。
「よし!じゃあまず最初に姿勢からだ!」
「ん?あ、ガチのやつじゃん」
「剣はしっかりと握り姿勢を正しくすることでより綺麗な動きができ、無駄な動作を削れるからな」
甘く見ていた。
6歳の子供なんだからチャンバラごっこして終わりだと思っていたのに、しっかりと指導されている。
「リーンは少し猫背だな!」
「うるさい!」
俺は30分間姿勢矯正と剣の持ち方だけを指導された。
「よし!じゃあ次は…」
さすがにそろそろ実戦したい頃だろう。
俺はそう考えていた。しかし、そんなに甘くはなかった。
「素振りをまず100回やろう!」
「まじで…」
こいつ鬼コーチかよ…
俺は心で泣いていた。
シクシク。
そして、やっと素振り100回が終わった。
もう実戦など、どうでも良くなっていた。
「よく頑張ったなリーン!凄いじゃないか!」
「…」
俺は疲れのせいで何も言葉が出なかった。
「それじゃあ次は…」
「ちょっと待って!何時までやるつもり?!」
「8時までだな!」
こいつの元気はバケモンか普通こんなちゃんとした稽古6歳の子供は30分が限界くらいじゃないのか!2時間はさすがな俺でも無理だ!
「7時30分くらいなら朝食があるからそれまでにして」
「そうか!ならそうしよう!」
アーサーはその後、俺の剣の振り方を徹底的に確認し、俺は何度も素振りをする羽目になった。
「も、も、もうやめよ!もう時間だ」
「そうだな!ではまたお昼頃剣の稽古をしよう!」
「もういいよ!今日は剣の稽古やめよ!」
「じゃーなーリーン、また来るからー」
アーサーは俺の話など聞くはずもなく帰って行った。




