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10億円寄付したら優遇転生してもらえました。  作者: ブロッコリーは芯のほうがうまい
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ダチ

 俺リーン・ルノエスはアーサー・カリバーというクソ野郎に付き纏われていた。


 アーサーは俺の大好物であるチーズケーキを勝手に食べた上で俺と友達になろうとしている。


「なんてやつだ!」

 アーサーに大好物であるチーズケーキを食べられた俺は絶対に仲良くならないと心に決めていた。


「おい!リーン!俺と友達にならないか?!」


「無理だな!」


「なぁなぁ!友達だぞ!」


「無理だ!」


「だちともになっちまおうぜ!」


 こいつはそのうち“ザギンでシースー行こうぜ”とか言ってきそうだな。


「無理だ!諦めろ!」


 俺は完全にチーズケーキの件で許せなくなっていた!


「なぜそんなに嫌がるのだ!友達とは最高だぞ!剣の稽古を一緒にしたり、あとは…」


 アーサーは友達とすることが剣の稽古しか出て来ないことに驚きだ。


 もしやこいつ…


「なぁ、お前他に友達いるのか?」


「い、いるぞ!毎日一緒に走り回っている!」


 こいつに友達がいるというのは驚きだ。


 こんな生意気なやつ、俺なら1時間で友達を辞めてしまうだろう。


「へぇ〜いるんだ」


 今日の俺はかなり性格が悪くなっていたこともあり、ちょっと嫌がらせをすることにした。


「その友達に会わせてくれよ!」



「あっ!会わせてくれだって!?」



 アーサーは“ガ○スの仮面か!“とツッコミたくなるような表情で驚いていた。


 これはもうほぼ確定で友達などいないであろう…


 俺はリアクションがツボったこともありニヤニヤしてしまっていた。


「いつならそのお友達とやらには会えるかな?」


 笑えるのを抑えながら俺はアーサーに問いかけつつ笑いを堪えていた。


「明日俺の家に…お願いします」


 アーサーはかなり元気をなくしていたが、友達がいるというのは嘘ではないらしい。


「じゃあ明日!楽しみにしてるね!」


 俺はニッコニコでアーサーを見送りした。



 次の日



 アーサーの家にきた。


「よくきたなリーン!こいつが俺の親友レットだ!」



「ハァハァ…」


「…」


「ハァハァ…ワン!」



 そこには大型犬がいた。


 やはりこいつには友達はいなかったか…


 だか、犬を親友というあたり本当に友達ができなかったんだな…


 俺は少しアーサーを哀れに思ってしまった。


「お前の友達…玄関で脱糞してるけど大丈夫か?」


「うわーレット!やめろ!お母さんに怒られる!!」



「ップ…ハッハッハッハ」


 俺は生意気なアーサーの情けない姿を見て笑ってしまった!


「なんだ、リーン!そんなに面白いか?」


「いや、なんか、ツボに入ったというか…フハハ」


 俺は珍しく笑いが止まらなかった。


 笑いすぎてしまった俺はもはやチーズケーキのことなどどうでも良くなっていた。


「アーサー、君は人間の友達はいないのかい?」



「…まぁな!」


 清々しいような返事だ。


 こいつは友達がいないから、作り方もわからなかったのだろう。


 そう思うとアーサーが少し哀れに思えてきた。


「じゃあ俺が友達になってあげるよ」


 あくまでこちらが提案する立場ということを示しつつ俺は友達になってあげた。


「ほ!ほんとか!」


 アーサーはとても喜んでいた。


「まだまだ子供だな…俺もか…」


 俺も子供のような態度をとってしまったことを反省していた。


 体は4歳でも中身はもう十分大人なはず…


 だが、少し今の身体に心が寄ってしまったのかもしれないな。


 何はともあれ、俺に2人目の友達ができた。

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