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10億円寄付したら優遇転生してもらえました。  作者: ブロッコリーは芯のほうがうまい
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ティアとリーンのお勉強

とうとうリーンの家庭教師として正式に雇われたティア


スケジュール管理ができないが大丈夫であろうか。

 朝の10時ティアが俺の部屋に訪れた


「本日から家庭教師として魔法を教えさせていただきますティアです。よろしくお願いいたします」


「よろしく〜」


 ティアはちゃんと決められた時間に訪れてくれた。


 偉いじゃないか


 この家に雇われてしっかりしようと彼女なりに頑張ったのだろう。


「今日は魔法の基礎についてお勉強していきましょう」


「はい!よろしくおねがいします」


「あ!ちょっとしつもんです」


「なんですか?」


「せんせいのことはなんと、よべばいいですか?」


「なんでもいいですよティアでも、先生でも。私は雇われの身ですから」


「しゃあ、ティアせんせいってよぶね」


「ありがとうございます」


 その後、ティアはいろんなことを教えてくれた。


 魔法には様々な使い方があり、俺が気づいていないだけで、魔道具で動いているものが多くあった。


「家のトイレが流れるのも魔法でできているんですよ」


「へぇ〜」


「でも先生。魔法は尽きたりしないんですか?」


 どうやらトイレの流れるシステムなどは魔法と言っても魔法陣を書き込んでいる"魔道具"という扱いになるらしい。

 この魔道具には限界などないのか俺は気になっていた。


「どんな魔法や魔道具にも限界があります。しかし、それを上書きして長く使えるようにすることができるんです」


「それってどうやるんですか?」


「この場合だと水魔法を使える者が手を当ててると勝手にエネルギーを吸ってくれるます」


「トイレなんかだとそれでお金を稼いでる人もいますね」


 手を当てるだけで魔力を吸い取られるってはなかなか怖い気がするけど普通だと触りにくい場所にあるのかな?

なんにせよ、魔道具というものはとても興味がある。


いつか、何かしらの発明をするのも悪くないな。


「次は白魔法と黒魔法についてです」


これは俺が一番気になっていたところだ。

最初に読んだ本にも書いてあったがどんな魔法があるのかはわからない。


「白の魔法は人間が作り出した魔法をさします。主に生活やダンジョンで必要だと思って作られた物が多くあります」

「一方で黒魔法は魔族が作り出した魔法のことをさします」

「へぇ〜」


白と黒の言い訳は人間か魔族かの違いだったのか。


「せんせいはなにか、つかえますか?」

「白魔法は何個か使えますが、黒魔法も少しだけ使えますよ、あまり人に見せたくはないですが」

「みてみたい!」


「わかりました...では、白魔法をいくつかお見せしましょう」


そう言うと先生は魔法を唱え始めた...

朝しっかりと訪れたティアであったが、実はぼーっと外で掃除をしており、執事のセンさんに注意されて急いで準備をしただけであった。

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