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10億円寄付したら優遇転生してもらえました。  作者: ブロッコリーは芯のほうがうまい
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レッドライトタウン 1

 俺リーン・ルノエスはベン・クルトさんの話を聞き終えた頃、レッドライトタウンに到着していた。

 レッドライトタウンについたリーンたちは宿へと向かっていた。


「この町ってどこのあたりに宿があるんですか?」


 ボルスがベンさんに質問をしていた。


「この町の真ん中あたりに宿がいくつか存在するんだ。今日はその中でも特に安い場所があるからそこに行こう」



 俺たちは赤いランプが灯る町を進み、ベンさんが泊まろうと話していた宿へ到着した。





「何これ…」


 到着した俺たちはその宿を見て驚きを隠せずにいた。



「ベンさん…ほんとにここに泊まるんですか?」


「あぁ!見た目は悪いが中はしっかりしているから安心しろ!」


 到着した宿はボロボロの廃墟のような見た目をしていた。


「リーン…私達…本当にここに泊まるの?」


 お化けでも出そうな外観にパールが怖がってしまっていた。



「大丈夫だよ!ベンさんがオススメしてくれるくらいだし、きっと問題なんて…」


 俺がそう話していると宿の扉がゆっくりと開き始めた。



 キィィィ…



「なんだいお前ら?」



 そこには腰が90度曲がり、声は酒でも飲みすぎたのかというくらいのハスキーボイスのお婆さんがでてきた。



「キャーー!」



 パールはそのお婆さんをお化けか何かと勘違いしたのか、声を高く上げ気絶してしまった。


「なんだい!この小娘は!私はバケモンじゃないぞ!」


「すまんすまん!」




「なんだまた顔だな…お前は…ベンか?」 


「あぁ!久しぶりだね、キキ婆さん!」


「誰が婆さんだ!まだピチピチの89歳だよ!」


「まだまだ元気そうで何よりだよ」


ベンさんはお婆さんの発言を笑いながら返事をしていた。



「お前も元気そうだね。しかし、どうして子供なんか連れてこの町に?」


「こいつら、色々あってビート王国まで俺が送ることになったんだ」


「そうかい。ま!ゆっくりしていきな!」


「ありがとよ!」



 そういうとキキお婆さんは俺たちを宿の中へと案内してくれた。



「本当に中は綺麗だね!」


「すごいね。まるで別の建物みたいだ…」


 ベディとボルスが中に入り驚いていた。



 この建物は外の見た目こそ廃墟にしか見えないが、中はびっくりするぐらい綺麗で広い。



 そして、明るい。



「なんでこんなに明るいんですか?」


 俺は疑問に思いキキおばあさんに質問をした。


「ここには白い光を出す魔道具がいくつも設置されてるからね。夜になると他の家や宿なんかより明るいのは当たり前さ。ま!ここら返の宿でらうちが一番明るね!」


「こんなに白いライト見たことがない…」



「これは私が作った特注の魔道具だからね!」



「そうなんですか?!」


「リーン、この婆さん実はすごい人なんだぞ!?」



 ベンさんが横から会話に入ってきてキキ婆さんについて話し始めた。


 キキ婆さんは元々、別の国に住んでいたが、ある日大雨によって国が滅びてしまい、住む場所がなくなったキキ婆さんは家族と共にいろんな町や国を渡り歩いていていた。そんな時この町でこの家の跡取りと出会い結婚をした。


 その後、この宿の管理をしながら暇な時には魔道具を発明して世に出しているらしい。



「魔力測定器なんかも昔使ってたよな?キキ婆さん」


「魔力測定器は元々あったものを私がわかりやすく作り直しただけだよ」



 話を聞くと俺が以前ティア先生に教えてもらった魔道具もこのキキお婆さんが50年くらい前に発明した物らしい。


 すごい人だ…



「ってか、水没した国の出身ってことは」


「あぁ、前に話した水神様によって滅ぼされた水龍のいた国だ」



「水神様には感謝してるよ。あの方がいなかったら私たちの国だけじゃなく、他の国も滅んでいたかもしれない」


「あぁ、やっぱあの方は凄い人だよ」



「しかし、水神様も最近じゃ落ちこぼれてしまったもんだよ」


「落ちこぼれた?!何を言ってるんだ?」


「知らないのかベン?最近水神様が町の奴らから金を巻き上げてるって有名だよ?」



「なんだって?」


「ここ最近、ふらっと現れて、俺は水神だって言って最初はみんな感謝してる人なんかが奢ってやってたんだが、今じゃただの酒飲みの金なしジジイだよ」


「そんな…水神様がそんなことするとは思えない」


「あんた前にお世話になったって言ってたね。でも、気をつけな!最近水神様を探してるっていう妙な奴も現れたからね。つるんでたら何をされるかわからないよ…」


「…」


 水神様はこの町で大変なことになったあるらしく、ベンさんは言葉を失ってしまった。

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