ベンおじさん 7
俺リーン・ルノエスはアンおばさんの家を出発し、ビート・ウッド王国へ向かっていた。
道中でベンおじさんの話を聞けることになった。
ベンおじさんは白魔法を教えてもらった次の日、またダンジョンに挑戦していた。
いろいろ教えてもらった魔法を使ってみたいと思いドラゴンハートを探しながら魔法の練習をしていた。
「サーチアイ!」
「すごい!色んな冒険者たちの使った魔法が見える!」
「おぉ!ベンなかなか早いな」
ベンさんがサーチアイを練習していると水神様もやってきた。
「すごいですよ!このサーチアイ色んなところに魔力の痕跡があります!」
「そうかそうか」
「ここはまだ入り口だけど結構色んな人が魔法を使ってるんですね!」
「入り口で身体強化の魔法を使う奴は多くいるからな」
「あぁ、ストロングですよね…」
「そうそう、ベンが使えなかったストロングだよ」
ベンさんは少しいじられてしょぼくれていた。
「じゃあ、この壁に向かって使ってる魔法はなんの魔法なんですか!?当ててくださいよ!」
「壁の魔法?」
水神様は少し不思議そうな顔をしてサーチアイを使った。
「本当だな…この壁、奥に何かあるぞ」
「奥?何をおっしゃってるんですか?魔法の種類まではわからないからと変な事言わないでくださいよ」
イジられ返してやろうとしたベンさんの言葉をフル無視した水神様はそこの壁を触り始めた。
コンコン
「思ったより薄いな…」
「ベン少し離れていなさい」
「は、はい…」
ベンさんはやけに真剣な水神様を見て、少し困惑していた。
そんなことはどうでもいいと言わんばかりの真剣な水神様は水魔法を使い壁を攻撃し始めた!
ドドドドン!
無詠唱で行われた水魔法は4発の弾丸のように壁に向かって打ち込まれた。
「やはりな…」
すると
そこには地下へと続く階段が出現した。
「なんですか…これ」
「ワシも今まで見たことがないルートだ15年もこのダンジョンを探索していたが全く気が付かなかった。ここはダンジョンの裏ルートだよ」
「裏ルート?」
「ダンジョンにはたまにこういった隠れた場所に道がある場合がある。進んでいくと大体がモンスターの巣窟となっているがな…」
「え…それって危険なんじゃないですか?」
「危険かもしれんが、もしかしたらこの奥にならドラゴンハートがあるかもしれない」
「今からですが、誰かが持って行ってるとかはないんですか?」
「それはない。ワシが石に封印したこともあり大まかな位置くらいなら存在する場所がわかる」
「なるほど、この道の先にはありそうですか?」
「わからんが、ずっと探してきた場所よりは可能性を感じるな…」
「そうですか…」
ベンさんはモンスターがたくさん出ると言われ、少し怖くなってしまい言葉が出なくなっていた。
「ベン。君はここに残りなさい、ここから先はワシ1人で行く」
水神様がそう言うとベンさんはすでに階段を進んでいた。
「ベン!やめときなさい!」
「いえ、水神様の為に私は行きたいです!」
ベンはここでやめてしまっては水神様に魔法を教えたもらっている恩返しができないと思い、階段を進んでいた。
いつも見てくださる読者の方々へ。
毎日4本投稿という目標を掲げておりましたが、100話を超えたあたりから毎日投稿は少し厳しいと感じ始めておりました。
その為、明日以降は1日1話をできるときに投稿でやっていきたいと思います。
余裕のある日などは何話か1日にまとめて出す日もあると思いますので、引き続き読んでいただけると幸いです。




