ベンおじさん6
俺リーン・ルノエスはアンおばさんの家を出発し、ビート・ウッド王国へ向かっていた。
道中でベンおじさんの話を聞けることになった。
ベンおじさんは水神様に“ホワイトソード”について教えてもらっていた。
「ホワイトソードは魔力を具現化した白い光を放つ剣のようなものだ」
「はい」
「この魔法はなんでも切れる最強の剣だと術者自身が強くイメージすることが大切になる。切れると思えばほとんどのものは切ることができる」
「なるほど」
「このホワイトソードは術者だけが握ることができ、誰かに代わりに使ってもらうことができない。また、手を離すとホワイトソードはすぐに消えて無くなってしまう」
「それじゃあ戦いの最中手から離れてしまっては大変ですね…」
「そうなるな。また、このホワイトソードは切るためだけに存在するよ剣ということもあり、相手との剣で打ち合いなどはほぼできないと思っておきなさい」
「なぜですか?」
「このホワイトソードは剣と打ち合った場合、消えるか相手の剣を切り落とすかの2択だからだ。負けないためには自分が切れ味がよく強い剣だと思い込むことが大切だな」
「わかりました!」
「よし!話したここまでにして実際に剣を使ってみよう!」
「はい!」
そういうとベンさんはホワイトソードをいざ使ってみることにした。
「ベン。集中しろ!集中したそのままの勢いでホワイトソードと叫ぶのだ!」
「はい!水神様!」
ベンさんは全神経を手の中に集中させ大きな声で叫んだ!
「ホワイトソーード!」
「…」
「ん…?」
「すまんベン!もう一度やってくれ」
「は、はい!」
「ホワイトソーーーード!」
「…」
「何も起きんな…」
「すみません。どうやら私には使えないみたいです」
「いや、むしろワシもすまん。村のみんなは使えていたから勝手に使えるものだと思っていた…」
ベンさんと水神様は変な空気になってしまった。
「あの、もし差し支えなければ他の白魔法を…」
「あぁ!もちろん!もちろん教えるとも!」
その後、ベンさんは簡単な回復魔法とサーチアイ。そして、解放魔法を教えてもらった。
「この3つが使えるのになぜホワイトソードは使えないのか…」
「やめてくださいよ!僕がダメなやつみたいじゃないですか!」
ベンは少し笑いながら水神様につっこんでいた。
しかし、顔は笑っているが内心では少しショックを受けていた。
…
この話を聞き、リーン・ルノエスはベンさんに少し気になり質問をした。
「そのホワイトソードって技はそんな主流な魔法なんですか?僕は今まで聞いたことすらなかったんですが」
「あぁ、俺も気になって他の奴に聞いたことがあったけど、使えるやつはもちろん知ってるやつも今までに水神様くらいしかいなかったな」
「水神様って一体どんな村出身なんだか…」
「さぁな。あの人は色んなことを知っている不思議な人だからな。どこの村なのかも全く謎だよ」
「そうですね…話を遮ってしまって申し訳ないです。続きをお願いします!」
「あぁ、それの魔法を教えてもらった後に俺はダンジョンであるものを見つけたんだ!」
そして、ベンおじさんの話はまだまだ続いた。




