裏町酒場(西田佐知子)
和歌一首…唄和歌171.裏町酒場(西田佐知子)
野毛山で生きよと死のとわたしの勝手放っときな…とにかく…人知れずここで生きたのさ
詞書:基本的に75調の歌詞でテンポがいいがただし始めだけ77調で余韻を引く。歌い手が西田佐知子ならなおさらで、歌うと云うよりはつぶやくような、裏町酒場に生きるホステスの投げやり的な開き直りと、それ以上の隠せぬ悲哀をよく歌い上げている(つぶやいている)。この不思議な形の曲と、そして詳細な検索が効かない不思議な作曲者であることだ。だから和歌も滅茶苦茶風になったのか?
https://youtu.be/Jm5gaN-c63E?si=QOmI4hmg9TYOIW_u ←ユーチューブ「裏町酒場」西田佐知子
※歌に「野毛山」が入ったのはここら界隈が私がよく流離った、いわば私のシマだからです。
和歌一首…唄和歌173.道
簡素なる日野てる子の歌ひぶり水木・藤原これもでかした
詞書:この歌も作詞・水木かおる、作曲・藤原秀行のコンビです。同じ57、75調ながらテンポ感はなく哀愁を醸し出しています。藤原秀行の詳細な経歴が判らないこととも合わせ、一種ミステリアスな感じがする。太陽のようなハワイアンシンガーの日野てる子を使ったアンバランス感と云い、やっぱり不思議な水木・藤原コンビだな。
https://youtu.be/bM_IeQ_xetA?si=N1gCEseyhJqbFMwm ←ユーチューブ「道」日野てる子
和歌一首…唄和歌172.ダンシングオールザナイト
この曲に酔ひ歌ふ歌手の悦びと悲しみさへも同期され来る
詞書(1):歌う姿はまるで酔っているようだ。女性は感性に優ると云うが、彼のこの曲を歌う時の感性と、思い入れの強さはどんな女性シンガーよりも優っている。
https://youtu.be/kL-z-8-1-Hw?si=bCQ4jo9v-uzUzT5S ←ユーチューブ「ダンシングオールザナイト」門田よしのり
詞書(2):ジャズマンのように即興的な乗りで作った?…しかし永遠の曲(or恋人)となったが如くに、それを狂い歌う門田よしのりっていう感じだな。