乱…ギアマンの星(短歌研究応募作品)
この度は思いもかけぬウクライナただ晴天の霹靂たりし
ギアマンの星ごと起きし現し絵に思わずを口ずさみたり
ギアマンの星をかざしてごらんほら竜が空を飛び街が壊れる
プーチンはガラスの少尉ならずやガランスを撃ち返り血を浴びる
誰一人思わざりしかのことまさかそんなこと…しかし起きた
思い給え夕餉団欒つと奪う悪魔のミサイルその無体を
地獄なり妻を子を親をわが宝すべてを奪うミサイルが降る
男征く正義の前線へが知るべしや彼の地に眠るを
裾の悲しび今もかも妻子を置きてえ堪えずも征く
ウクライナ浅茅が宿の妻居らむ恋い恋いて待ち死すとも待たむ
乱とうはなにゆえ起こるが起こすそは平和裡の人の中の鬼
ウクライナそはネオナチか街路樹に人を縛りて打つ蹴る責める
確執と過去への恨みありぬべしさはさりながら過ぎれば難を呼ぶ
プーチンもDSとうも鬼ならむ怜悧狡猾傍若無人
彼の国はロシアは鬼か心なきか彼のトルストイ知ればさ思わず
思い出ず半世紀前訪いしを斯く純なる民他には見ざりし
純ゆえにツァーリに添いしコサックごとプーチン帝にいしか
神ごときさしものツァーリロマノフも幾百万兵をさせて墜つ
今ツァーリ政敵を殺め聖なりしポリコフスカヤ殺め兵を死なせば…
チェチェンもアフガン折りも若人を弾除けごとく使いしを聞く
内外にエコーチェンバー高めつつ今し冠者らは鬼を飼いおる
憎むべし統一教会韓国をヘイトスピーチ巷に充ちる
格差の世怨嗟充つる世調和失せ奢侈に傲りつ貧に喘ぎつ
Qアノン反ワクチンとか数多出ず9・11見ればむべというもの
安倍撃たる!まさかの出来ただ唖然我らに乱を示し逝きたり
心せよ乱来たるべし三猿に潜むは難しおのがじし立て
貝殻を握り泣きおりぬアンジェリータ、ウクライナにシリアにレバノンに
少女よおおアンジェリータ愛しかり君が涙を拭くはいかにせん
反戦にいやさ御用歌人に居べきまことの立地は魂にぞある
わがこころ笑みに言葉にあらわれよとうは魂より出ず




