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ツイッター和歌集(1)  作者: 多谷昇太
落選和歌集シリーズ

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関連詩「波」

「波」

何を悩むことがあろう、何を苦しむことがあろう。

お聞き、哀しき者よ。

いつの世にもお前と同じ様な若者がいた。

毎夜海辺に来てはその者は私に問うた。


教えてくれ、海よ。人生の意義を。

与えてくれ、生き甲斐を。

俺は絶望し、傷つきながらもひたすら生きて来た。

真理を得んがために!

ああ、だが人は死なねばならぬ。

生とは何だ?死とは?人間とは?

神は存在するのか?海よ!


哀しき者よ、私は

寄せては返し、寄せては返す。

寄せては返し、寄せては返す。

未来永劫、同じ業を繰り返すのだ。

むかし同じことを問うた若者も、生きて、老いて、

今は私の中にいる。

この波の音にその者の声が聞こえないか?

今のお前の声と重ならないか?…


さばかりの戯れ事、痴れ事と

波の音に聞くまでは

尽きぬ迷いに流離うがいい。

所詮お前も大海の一滴、

私はお前、お前は私なのだ。


哀しき者よ、私は

寄せては返し、寄せては返す。

寄せては返し、寄せては返す。

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