21世紀ストーカー(口語体&自由律短歌)
21世紀ストーカー、サイキックで、すべてに最低な時代の申し子ども
逃げれない、憑いて離れない、四六時中ぼくを通して、みーんな見てるから
思うこと、考えること、みんな読まれてる、それを肴に…こいつら笑うんだ
ひたすらぼくを、ね、か、せ、な、い! あーな恐ろしや、だろ? でも…「真じゃ!」だぜ
霊じゃないよ、(最低の)人間たちだ、監視(だって!笑わせらあ)のやから、霊視女とチンピラども
助けてくれ! と叫んでも誰も助けない、面白がるだけ、だから…せめて書くんだ
実に18年! ストーカーどもが付きまとう、ぼくはこいつらの飯の種なり
よくやるよこいつら、たぶん、おもしろいんだな、いじめ世の、純粋培養者たち
世は空しく白々しい、金もない、それでこいつら、麻薬のように霊視に走る
こいつらはただの走狗だ、式神だ、世の金持ちどもの草履・下駄だ
金をやり、住まいを与え、霊視族を飼う、悪趣味の金持ちがいる、‘我は法’と云っている
「プータロー」とふたこと目にはののしる、寝もさせず、仕事もできなくさせて、よく云うよ
世も人もののしる、「プータロー」と、好かぬ者を排他の的として、そう呼ぶんだ
キーワードはプータロー、現代版非国民、俺たち良民で、いじめろ!
決めつける、誰も彼もが決めつけて、新カーストの順位付けをする
ああ嫌だ、人も世間ももう嫌だ、でもそんな自分も、もう嫌だ
市営団地にヤクザらの「島」がある、住人・自治会・公団知ってて、知らんぷり
いま三時、四方隣からののしる声、睡眠妨害の騒音立て、これがぼくの住む世界だ
ぼくは世界中を旅した、悪も見て来た、でも霊視ストーカー共は最低、最悪だ
ヨーゼフ・ロートが云った「俺はここで、パリで死ぬんだ、ナチスに囲まれて」と、ぼくもそうだ
「東ユダヤ人」「異邦人」「夜と霧」これがぼくの一生のキーワード群
うつむいて男が一人歩いてく、なんでも罵ってと、背が云ってる
俺いじめっ子じゃないよ、太っちょの子が駆けてった、かわいいね
僕は光晴で中也でランボーだ、だから彼らに責任がある
聖テレサからの借金を返すこと、それがぼくの責任の取り方だ
―最後に二首、歌人らしく文語で詠みます―
プータめと罵らば罵りね責めよかしさがフランシスその真似ごとをせむ
幾百首言挙げ歌をものすとも悉皆致さず、することせばや
(注)21世紀ストーカーと銘打ったのは私への付き纏いをするに当たって霊視という追跡手段を使うことと、それのみならず、「寝かせない」という恰もエルム街のフレディのごとき、呵責の権化のような汚い真似を、霊視を使ってするのでそう云ったのです。オカルトと、人の悪さや汚さが目立つ、今世紀初頭を表象してのことでもあります。




