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ツイッター和歌集(1)  作者: 多谷昇太
落選和歌集シリーズ

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49/57

ああいいな

ああいいな春の川辺に佇めば彼岸ごとしも亡母ははとゐませり


主婦ひとり夫子つまこをつれで川堤つつみいく春をあぢはふ但馬とぞ


花後光名のみの春をぬくむなり吉野の頬を朱をにも染めゐ


白梅としだれ桜のあて姉妹春風かぜにさや舞ひ我さしゑまふ


初燕寒空さむぞらながら来たりけり名にし負はば春を呼ぶらむ


青き踏む郎女いらつめうじを命たり旅人をとこかしげばをんなわざもて


アメリカと大和んちゅうの勝手なかよくぞいでたりハルサーエイカー

※ハルサーエイカー:沖縄の女ウルトラマン


基地なかにすさぶまいぞゑ島娘きみの情けに芭蕉は招く


頭からつまさきまでもマティリアル時代いまの本音を示すがGIRL


韓衣からころむ裾の悲しび常もかも前の大戦いくさに今の格差に


払暁は勝ち組ゆや来む鳥滸をこ云ひね驕りの闇に踊るばかりぞ 


世に染まぬ宇宙人とか人の云ふあなかましかる地球のかはづ

※鳩山元首相を読む


かたびらに夜雲しつらへ畏みとあらたまりたり中秋名月


ゐまち月ひとつの星をともなひて中空なかぞらかかるはさは娶れとや


中秋の名月翔ける日本狼ほろびしもの巻かれ人らにやよ吼えなむや


日の本の狼男ルガルーなれば咆哮こゑ高しよみがえりの歌朗々満月


雲間よりものしり顔に十三夜弱虫爺の気張るを照らす


このすがた!たれか手折らん摘まみなん総身棘なる鬼薊あざみ嬢かな

※高さ50cmくらいでアザミに似た姿、しかし茎から花から全身びっしり鋭い棘で覆われている。西洋薊?確かならねどもこの姿に、人に世に反発して心を閉ざした今の世の娘たちを思わず連想した。


塗りつけてなほ世に染まる青二才わが身で云へば老い二才かや


爪切りに動くを得たる老い身かはフレディ長爪ただただ憎けば

※フレディ:私に20年以上付いて離れず、睡眠妨害と生活妨害に励むヤクザのチンピラストーカーどものことです。例のあの「エルム街の悪魔」を捩ってやったのです。

 

すべりゆくクォーツ針の速きことカッチカッチと止めたき老境をり


雨あしの筆のくはしさえもいはず描きあげたるはあぢさゐの家 

 

川沿ひにミルク色なる家しありあぢさゐ尽くしや雨が描きゐる


雁ならば我にたがはぬ一羽来ぬしがらみもたずがよろしかりとぞ


あざ尽くしピュグマリオンのを造るには絵筆ふで負けぬ我がペン先を見よ


聖日の銀座のカフェゆ街見れば美女と目会ひぬアステリアかな


黒羽織粋に着こなし行く人か銀座目抜きを女将罷るの図


写経せば清心妬むこゑひとつカンダタ止めは地獄ともなし


波はるか酔ひどれ船を見ましかばいつしか乗りぬおのづからなり


深夜二時山下公園ガスパールただあくがれしかの日かの時 

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