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ツイッター和歌集(1)  作者: 多谷昇太
生涯和歌集・一覧

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2017年9月1日~同9月9日

公園で眠りむさぼるしかすがにプータと憂ざき川崎なるを


止んぬるかななどか差しをるあだ将棋トラップごとしもいつしかまたも

※将棋アプリを最弱にセットして駒を一つ残らず取ったりして日々のうっぷんを晴らしていたのです。かわいそうな将棋アプリでした。(T_T)


こはしたりうわさ違へぬ少年と森内九段清しく負くる


今様のヒーローなるは難からむにこは未曽有の藤井少年

※藤井少年VS森内九段、NHKトーナメント視聴。「生中継なのでやりがいがあります」なる意気込みにいかにもさわやかな藤井四段の若武者ぶりを見て(普段の表情と落ち着きぶりはまったく年を越えている)好もしく思う。外見も差す姿も格好いいこと。まさに今様の少年たちのヒーローだな。相矢倉に行くべきを森内がなぜか居玉のまま。見た目の形がイビツだがあるいは胴がら空きの大上段に振りかぶったのかも知れない。いわゆるプロの頂点だった棋士の凄味というもので、一手でも差し間違えばズバッとやってみせるつもりだったのだろう。しかしそれを八八歩打ちを始め正攻法にまたコンピュータ将棋風の攻め一本槍で指し切った藤井が終始優っていた。噂に違わぬ見事な藤井の天才ぶりだった。見応えがあった。また森内九段。負けを読み切ってあらぬ方を見やる表情の清く、一種‘余裕’のあることであった。何を意味したのか…?


時は待たじつねに先来るあの時もそして今も我はおそびと


唐突に余命三月と宣せられしガン臥所いづこ、云はんかたなし


街行かばぶつかり来るハゲ道行かば罵るガードマンああ長閑には行かじ


我ほどにおとなしきはなししかすがに世の壺なるはいかなる悲(喜?)劇


その右目国にささげて帰り来ぬ現世は地獄片目ほど和ぐか

※山崎方代を詠む


三猿の生き方強いる格差世に抗ひ行くを方代に問はむ


ひとはみなともきしろかも少なくも毎夜寝らるる我のみエルム


盲ひても波動で知られる人と形聖ドミニクに忸怩忸怩ぞ

※ヘルパーの研修で全盲夫婦の家に赴いた。恰も見えるが如くに家事をし、私にお茶などを具してくださる夫人に驚いた。また『ああ、この人(私)の心は汚れているなあ』なる夫人の思いが伝わって来た。目が見えない分、人が醸すオーラには敏感なのだろう。不断のフレディストーカーどもによる罵りや苛み(睡眠妨害!)のために、私の心は憎しみや怒りで充たされ気味だったのだ。(>_<)


やれ吹くなタバコが点かぬ春一番烏滸を云ひそね禁煙あれいかにとぞ

※烏滸:バカなこと


な殺めそとは思ふものから殺虫鬼入る大蜘蛛に目すわらせつつ  


うつつだにさせぬ馬頭らのわざすさぶああ苦しきは我、我、寝かぬ


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