悠久の時
私たちは食事を楽しんだ。
みいのステーキをりゅうが切り分け終わったあと、みいはおいしそうにステーキを食べていた。その後りゅうも自分のオムライスを食べた。私のハンバーグもおいしかった。コジトは哺乳瓶を前にして微動だにしなかった。
ふと横を見ると窓があり、外は大雨が降っていることが分かった。
私はふと気になったので質問した。
「どれくらいここに住んでいるの?」
「さあ、あまりわからない、何十年も過ごしているような気もするけど、数年なのかな?僕たちは多分歳を取らないかもしれないね」とりゅうが答えた。
「実は最初にこの島に来たのは僕で、当時は本当に困惑していたんだ、この島の木を全て焼き尽くしてしまった。」私は息をのんだ。
「それがここまで、こんな森になるまでの時間は過ぎた感覚かな?」
私はりゅうがもつ力に少し恐怖した。
「ちょっと怖くなった?大丈夫だよ、本当に最近は安定しているんだ。ある人に助けられたのと、みいもコジトも来てくれたからね」そしてりゅうは私の方を向き
「君も来てくれた」と言って微笑んだ。
私は半日彼と過ごしていて少し、彼に惹かれているのではないかと感じていた。