表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/10

島での出来事

―アスカの話―


波の音が聞こえる。

ゆらゆら揺れていたと思ったら頭が何かにぶつかった。

けれどまた流されて今度は背中まで打ち上げられた。

ザザーザザーと気持ちの良い波の音が聞こえる。

閉じた瞼の裏に太陽の光を感じる。

顔全体、体全体が太陽の光を浴びて暖かくなっていく。


私はゆっくり目を開いた。

太陽の光が眩しかった。

とても気持ちが良かった。

私は透明なカプセルの中に仰向けに寝ていた。

カプセルはプラスチックのようなものでできており私はその透明な物体越しに太陽の光を感じていたのだ。


左腕に少し痛みを感じ、見てみると左腕には管がつながっており、それがカプセル内の左側にある埋め込まれた箱のような機械に繋がっていた。

「生体反応以上無し」とその機械から音声が聞こえ、管が抜けて箱の中にスルスルと収納された。

管の先は針になっていて抜けた部分から少し血が出た。

「陸地に到着した模様、カプセルを開けます」

また音声が流れてカプセルが頭から腰のあたりまですーっと下にスライドしていった。

外の空気を吸えた私はここは海だなと思った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ