♧No.008♧ 倒立指導▶▶▶02
倒立指導2日目
復習と共に、前転と後転のウォーミングアップ。
倒立のポイント、肩幅・指の位置・腰の位置、加えて視線、顎を引く、コツを掴めば、簡単にできるようになる、倒立。
壁を使って練習する。休憩をしながら二人ペアになって、行う。
すると、数名、倒立成功している。
みんなに、歓迎され、笑顔いっぱいになっている生徒。とても、喜んでいた。
補助をして、倒立指導は、続く・・・・休憩をはさみ、練習はつつく。
ゲンは、壁を使っても、怖さが先に出て、なかなか、うまくできずにいた。
他の、トレーニングも、しながら、二日目の指導終了となった。
ゲンは、とても疲れていた。周りがどんどん上達していることを目の当たりにし、自分だけ取り残されていくような、スランプに陥りつつあったのだ。
ゲン「これで、倒立指導を終わります ありがとうございました」
マット片付けをする。みんなが帰った後、先生に家でもできることが、何かないのか、尋ねた。
家で無理なくできるストレッチを、3種教わった。
帰宅後、忘れないうちにメモを取り、まず、やってみた。あーできる。自分で自分を追い詰めたら、できるものも、不可能になる。まずは、落ち着いて、と、言い聞かせた。
来週からは夏休みの部活の日も重なる。暗算には少し興味が出てきたゲン。
大会とかに出れるなら出たい、今しかできないことに、何でもチャレンジすることが、エネルギー上昇の源だ。
その夜、少しだけ、ストレッチを実践した。明日は3日目、次は土日で、休みになるから、ストレッチ続けるぞと、心で誓うのだ。
就寝する。
倒立指導 3日目
同じように、マット準備する。心はスランプしているけど、そんな姿は見せられず、平然を装う。
ゲン「これから、倒立の指導の時間を始めます」
参加生徒「お願いします」
何も言わなくても、ペアになりウォーミングアップ、壁を使って練習する。
数名、倒立を成功させ、キレイにできるように練習を重ね、最後には、倒立を完璧になり、笑顔いっぱいだ。その中の一人、先輩が、補助になって、応援してくれたのだ。一緒に練習し、支えてくれた先輩。焦る気持ちを拭ってくれた感じだ。
あっという間に、時間は終わり、マットを片付けた。
教官「ゲン、もうちょっとだ。必ずできるから」と、言い放つ。ゲンは、嬉しいような、焦りと、もどかしさで、複雑な思いがこみ上げていたのだ。
ゲン「ありがとございます」慌てて、発した。
帰宅後、ストレッチを実践し、休憩をしながら、夏休みの課題も、進ませていた。夕飯・入浴を済ませ、ウトウトと、そのまま寝てしまった。