♧No.006♧ 倒立指導原案と承認
その後 教官室へ相談しに行く。
ゲン「できない生徒を集めて集中的に指導することは、どうでしょうか」
しばらく無言が続き、先生は、口を開く。
酒向先生「お前の熱い気持ちがすごく伝わる、負けた、だから、指導しよう、ただし、夏休みを利用して集中トレーニングにするぞ。甘く見るな、弱音はいたら承知しんからな・・・」
と、冗談を交えながら、応えた。
数日後
倒立のできない生徒の募集が、提示されていた。
◤倒立指導補習の連絡
・21~31日土日を除く 9:00~12:00
・第一体育館 ・水筒、タオル ・体育館シューズ
倒立集中指導を行います。担当教官に申請すること。◢
ゲンはすぐ申請しに行く。1週間後、32人の生徒が集まっていた。先生もこれには驚いていた。
そんな倒立の事に、気を取られている間に、中間テストが始まり、3日間のテスト期間、テストの返却、「情報ビジネス」では90点、赤点教科は、なしで、ほっとしているゲン。
あっという間に夏休み目前で、夏休み課題一覧が配布される。
そしていよいよ、夏休みと同時に倒立指導も開始する。
7日間で、できるようになるのか、とても不安だけど、必ずできる。そう信じるのだ。