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002 【12人のプレイヤー】

このプレイヤー紹介話です。

この中に生き残るのがいます。考察してみてね。

0「ゲームは24時間後それまでくつろいでおいてくれ。」

その瞬間部屋のスピーカーから機械音声が流れる。

機械「プレイヤーの皆様にはNo.が振り分けられました。モニター下にあるNo.札をとり、自身のNo.を確認してください!それと、貴方達には一人一人に部屋が用意されています!自身のNo.の部屋にお入りいただいてください」


No.006 鎌盛優我(かまもり ゆうが) 23歳


俺は全ての説明を聞き終わってようやく脳の理解が追いついた。俺は今デスゲームにいる。

バイトの帰りに記憶が飛び、気がつけばこの全体真っ白な部屋にいた俺。いや、他もそうだろう。

100人のプレイヤーと言っていただけだって、すごい広さの部屋に大きなモニター。そして、映像が終わった時、正面に扉があることに気がついた。

(周りはまだ混乱状態だろうな…俺が先見るか。)

そうして扉前に近づいた俺は手をかけた瞬間。肩に誰かの手が乗った。

?「ちょっとまて、お前マジか?」

最初その言葉には理解ができなかった。

ユウガ「まじって何のことだ?俺は扉を開こうとしてるだけだが?」

?「だから、それがまじかって聞いてんだ。記憶が飛べば、全く知らない部屋にいて、デスゲームの解説をされ、そこにあった扉が怪しくないとでも思うのか?」

ユウガ「……悪い。確かにそれもそうだな。」

確かに混乱していたのは俺の方だったんだろう。

テリー「俺はテリーだ。あんたの名は?」

ユウガ「俺は優雅よろしくな。」

テリー「俺は今最低限見込みがあるやつを探してる。ゲームマスターとかの0が言ってたように、ここは協力も同盟も戦略として可だ。」

ユウガ「裏切りのリスクもあるがな。」

テリー「そこであんたに声かけたって訳。」

俺の忠告はガン無視かよ。

テリー「正直こんなデスゲームノコノコと信じる奴はそういねぇ。だが、この状況なら生きることを最優先する。」

ユウガ「いつか敵になるにしろ仲間はいた方がいいもんな」

そういうとテリーは首を横に振る。

テリー「だが俺の目的はこのゲームでの生存ではない。」

そして、テリーは真剣な眼差しで俺に言う。

テリー「このゲームをぶっ壊す事だ。」

ユウガ「ぶっ壊す???」

テリー「俺はある国のモラム族という先住民族の血筋。今は自立して日本にいるんだが、日本人ではないんだよ。」

ユウガ「そうだったんか。なんか日本人と顔つき違うと思ってたけど。」

テリー「モラム族は戦闘民族のようなものでな。モラム族秘伝の武術を持っていた。その技は強大で、血筋なだけの俺でも持っているほどに有名であり、引き継がれたものだ」

その時、テリーの顔は怒りに満ちた顔になった。

テリー「だが、ある日を境にモラム族の九割の人が消えた。一晩でだ………。帰ってきたのは1人の男。その男は「殺し合いに参加させられ、生き残ったものだけが勝者」とかいうふざけたものに参加させられた。それは今で言うデスゲームだな。だが、あれは違った。モラム族の武術を見せ物に使い、殺し合いを鑑賞していた。」 

ユウガ「そんな…」

言葉を失った。俺はデスゲームを舐めていたんだな。と強く感じてしまった。

テリー「あれは生物の過ちだ。人間という人種の…あんなものは二度と起きてはならない。」

そのテリーの決意の顔を見て俺は。

ユウガ「手伝うよ。その壊すってやつ。」

死ぬのは怖いし、生きたい。でも、それは絶対にデスゲームで生き残る必要はない。

ユウガ「一緒にぶっ壊そうぜ。このゲーム」

俺はそうしてテリーと同盟を組んだ。



No.011 黒泉快斗(くろみずかいと) 16歳


「は?」

第一声目はこれだ。

目が覚めると俺は白い部屋にいた。

周りではたくさんの人が眠っており、俺は状況が理解出来ず、恐怖も湧かないほどには混乱していた。

でかいモニター・全方向に広がる真っ白な壁。

日本のどこにこんな施設があるんだろうか。

少なくとも、この建物には…いや、この人数を集めるには政府規模の財力・権力・時間が必要になる。

俺がそんなこと考えてると周りも起き出した。

既にこの部屋の隅々を確認する人。

恐怖で泣き出す子供。

年齢性別関係なく、多くの人々がここにいるようだ。

(てか、思った以上に俺は冷静だな…)

この状況はどんなことよりもハプニングな筈だが、状況説明がない以上、混乱する要素も少なかった。


〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜  


その後0からデスゲームの詳細を聞かされた俺は、すぐに行動に移した。

まず、改めての部屋の状況確認。

俺たち100人のプレイヤーは密室・監禁・誘拐された状態である。園外であり、連絡不可。

想像以上にまずい状況だ。

おそらく、ゲーム運営側は武装をしていて、現在生身の俺に勝ち目はないだろう。

施設内を巡ったところ。

説明された専用の部屋・今いる白い箱のような集合部屋・類を見ないデカさの図書館と映画館・他にもゲームや運動場など様々だ。

部屋は誰もが認める五つ星ホテルの様な綺麗な部屋。一つ欠点を挙げるならば、窓がなく、太陽の光が浴びれないことだろう。

正直、ここなら不自由に過ごせそうと感じた。

この部屋を出るとデスゲームの参加に泣き叫ぶ人はいるが、次第にみな冷静になり、生きるために動き始めた。

このゲームで考察するところはたくさんある。

元から考察動画などが好きだった俺は、生き残る手段やゲーム内容などよりも、まずこの施設の構造について考えるため。部屋にあった紙とパンを手に取った。

まず、自身の人差し指を約十五センチと仮定。そして、また紙を取り出し、折り目をつけ、破る。

その破った部分に手をかざしていき、三十センチ定規が即席で完成。

そして、まずリビングから測って行く。

…測り終わった。長かったな。結果はリビング縦7m・横7m・高さ3m。シャワールームなどは3・3・3。

寝室は5・8・3であった。

この部屋の横幅は13m。そして、横の部屋との壁の厚さが2mとすると部屋だけで1500mもの横幅がある。

(部屋は全部横並びだった。)

床は移動性も兼ねての高速平面エスカレーターとでもゆうのか。動く床で、また壁は白く。所々に扉があり、他の施設へとつながっている。(さっき説明したやつ。)

最初のゲームまで残り14時間。10時間が経過してた様だ。

俺はその間施設内探索に時間を費やしたが、人とは6人しか会わなかった。

みんな引きこもっているのか?

誰かに会って話したいと思い、俺は気だるい足を動かし、外に出ると扉に誰かがぶつかった。

(ここ廊下狭いんだよな。)「すいません。」

俺がそういいその人の顔を覗くとその人は7書かれた仮面をかぶっていた。


紹介プレイヤー12分の2



2人しか描いてないけど投稿します。

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