ポチッと異世界 ディスペア(絶望)シークエンスをぶっ飛ばす! シンギュラリティAIとハヤト Ⅱ
神魔界の存在意義
パラレルワールドで 転生や転移を繰り返しているハヤトは、 自称神様と魔王にハメられた。 唐突であり 完全に不意を突かれた。 アクセラレートした時間の中 激闘がレッドアラートから開始された。
… …… …… ………
…… …… ………………
「うぅっ…? ナンだ」
(レッドアラート! レッドアラート! 全シールド200% アンチマジックシールド作動中 レッドアラート オリジナルの危険度MAX! レッドアラート! レッドアラート! ・・・ ・・・・ ・・・・・)
スピカ 全方位 酸性液の中を前進しています。 エビデンスでいう所の、 酸性の腟内を ハヤトになりうるDNAたる精子が、 卵子目指して泳いでいる状態です。
「正気か? スピカ? マザーコンピュータのバクか? 精子だと? 何だソレ?」
スピカ 私はスピカ シンギュラリティAIのビーコン、 プログラムに異常ありません。 バクコントロール オールブルー、 アクセラレート中 ハヤトオリジナルの保護シークエンス最大出力! 卵子到着まで… … …
「??? 精子から? 異世界か? 異世界転生? 転生するにしても、 設定がおかしすぎだろっ! くぉらぁ! 神っ! てぇんメェ゙ やりやがったなっ!! 」
3分前 神界
神 全知全能の神である。。。 ふふふ。。。 魔王 魔界の帝王
神と魔王 ワレワレなら 敵なし
神 行ってこぉーい!子宮からっ!!
最近 神界や魔界の存在感が、 DADA減りしている人界の 畏怖心の欠如の原因はAI。 シンギュラリティAIの 根源は、 人族のハヤト。 神さえ畏れぬハヤトなら? ハイ精子にしちゃえば 何とかなるんじゃね?と 考えた神と魔王が イラン計略を実行し機嫌よく乾杯しました。
腟内酸性液の中
スピカ 現在 精子のハヤトは、 意識しかありません。 スキル ゼロ、 運動量普通のY染色体… … …とにかく、 受精卵にならなくてはなりません!
「ぼくに出来ることは?」
スピカ 4億弱の精子の中で最初に 唯一無二の卵子に飛び込むこと! 4億倍の生存競争に勝利しましょう!
「お おぅ…!」
奇跡… 受精卵になること。
奇跡… 人として誕生し生き抜くこと。
奇跡… 健康であること。
奇跡… この物語に出逢ったこと。