虫ケラ。
神よ、われらが神よ。
エンゼルクラブでは
神の見える設定の
巫女がいる。
宗教商法。
上層部はみんな知っている。
あえて宗教法人にはしていない。
客も客だ。
信じているフリをしている無神論者。
本当の神は
こういう類は罰しないだろう。
エンゼルクラブに加入した
角田君枝は
本当は視える。
だからサヨナラしたくて
エンゼルクラブに入ったが、
逆にどんどん視えるようになった。
"私は土台が違うんだ。"
三枝はクラブを退会すると
公園で泣いている少女などに
声をかけるようになった。
"お代はいらないの。"
彼女達は救われた。
エンゼルクラブ、笑っちゃうでしょ。
虫ケラ。