『継続』と『環境』
執筆を続ける為に必要なモノ、執筆に限らず物事を『継続』する上で最も重要なモノは『環境』です。
少なくとも自分はそう考えています。
当然ながら「やる気・情熱」も大事ですが、そもそも『環境』が許してくれなければ物事を続けることは出来ません。
極論、その日を生きるので精一杯の人には、生存以外の何かに打ち込む時間はありません。
生活にある程度の余裕があって、そこで初めて自分の好きな何かを『継続』することが可能になります。
まぁ誰もが知っている当たり前の話を文字に起こしただけですが……。
ともあれ、その『環境』構築も一筋縄ではいきません。
自分の場合、ある程度大人になってから執筆を始めましたが、その時は既に「仕事」をしていました。
必然的に仕事以外の時間を執筆に当てることになりますが、それ自体は特に問題ではありませんでした。
問題は、歳を重ねるごとに「他の要素」が絡んでくることです。
一番わかり易いのは健康面で、体調が崩れたら執筆も何もあったものではないでしょう(というか、実際に体調を崩している時は執筆する気力なんて湧いてきません)。
また、周囲の人間がどんどん結婚して、当然ながらそこに「焦り」も生まれてきますし、仕事も忙しくなってくると執筆の時間確保が難しくなります。
実際はその他様々な要素が時間を奪っていきますし、結構簡単なコトで『環境』は崩れてしまいます。
そこで辞めずに『継続』するのは、結局のところ「やる気・情熱」が大事になってきます――みたいな最初の話に戻れれば良かったのですが、それも怪しいところですね。
実際のところ「ここまで続けたのに、今更辞めるのもなぁ~」という後ろ向きな気持ちが大きいのでしょう。
それでも。
自分が書きたい話があるなら、読んで貰う為に改稿を繰り返すだけです。
改稿すると、良くもを悪くも必ず数字に反映されるので、それを良い方向に持っていく為に、これからも改稿を『継続』していきます。
勿論、その為の『環境』構築も怠らずに。
最後に――。
前回も宣伝しましたが、もし改稿しまくっている作品に興味ある方は、「作者マイページ」の代表作からどうぞ。
1章(35話まで)の改稿はある程度出来ている筈、と考えているので、1章だけでも読んで貰えると嬉しいです(挿絵だけでも是非)。
*「10万回死んだ『黒ヘビ』少年の世界管理術」という作品です。
ではでは皆様方、良い年末年始をお過ごし下さい。