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姫様と下僕  作者: 東雲 西雲
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俺と彼女の日常

初投稿です。拙い文章と感じることもあるとは思いますが温かい目で見守っていただけると嬉しいです。投稿は遅めになるかと思われます。

 すっかり日も傾き部屋の中が夕日で赤く染まる放課後。自分は今、美少女と部室に二人きりである。しかし、そこには甘い雰囲気が漂っているわけでもなく、美少女との会話に華を咲かせているというわけでもない。・・・まあ、別にそんな雰囲気になりたいとも思っちゃいないのだが。美少女はひたすらに本を読むことに集中しており、こちらのことなど文字どおり眼中には無いようである。一方自分はちょこちょこ時間を気にしながらスマホをいじる。そうこうして時間を潰していたらもう帰らなければいけない時間になってしまったようだ。部活動、まあ何もしてないわけだが、活動を終えそこの本の虫に話しかける。


「なあ。もう帰るか。」


「・・・。」


 はんのうがない。ただのしかばねのようだ。ではなく本に集中していてスルーされた。仕方が無いのでもう一度声をかける。


「おーーい。なあなあ、栞さんや?」


 彼女の目の前に行き、大げさな動きで呼びかける。ここでやっと美少女、栞が反応を見せた。


「何かしら?もう少し普通の呼びかけ方というものを知らないの?」


「普通に呼びかけても反応しなかったからこんなことしてんだよ・・・。まあいいや。もう帰る時間だろ?」


「あら。もうそんな時間だったのね。では帰りましょうか。」


 少し釈然としないが、気にしていても仕方がないので了承し帰ることにする。帰り道、彼女とは進行方向が一緒のため一緒に帰るが一定の距離を保ち、傍から見ると一緒に帰っているようには見えないようにして帰る。ここでもあまり会話はなかったが突然彼女がスマホを見ながら自分に話しかけた。


「雅子さん今日は遅くなるらしいわよ。晩ご飯作りお願いできるかって。何を食べたい?」


「何で母さんの情報おまえが知ってんの・・・。俺の方に連絡来てねえんだけど。」


「私のお母さんから連絡が来たのよ。」


「いや、結局母さんから来てないことに変わりはねえよ。って何を食べたいだって?リクエストを聞いてくれるだと・・・!?おまえ誰だ・・・!?」


「別に私だって聞くことぐらいあるわよ・・・。私を一体何だと思ってるの。」


「んー。何食うか、か~。とりあえず肉で。」


「じゃあ魚料理にしようかしら。買い物付き合って。」


「うわ、こいつまじで聞いただけかよ。魚も美味しいからいいけど。」


 これが彼女との日常である。気になることもあろうが、それは追々話すとしよう。

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