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馬鹿とバレンタイン

作者: 須方三城


 バレンタイン間近。

 男子も女子もどこか少々せわしなくなる季節。


 当然ながら思春期真っ只中を走る乙女である私もそわそわしております。

 と言ってもまぁ、私には義理物しか配る予定が無いので、自分事でそわそわしている訳ではございません。


 この時期に私がそわそわするのは概ね他人事でございます。


「――つまり、アッくんが言いたいのはこう言う事ですね」


 我が幼馴染にして良き理解者にして生涯唯一のボーイフレンズ、その名はアッくん。

 私が部長を務めるこの文芸部室にて、彼は私にとある相談を持ちかけてきました。


 この時期に思春期少年から相談される事、それは勿論――


「きたるバレンタイン、男子から女子に愛情たっぷりのチョコを送ると言う掟破りの反則技……いわゆる【逆チョコ】をブチかましたいとッ!!」


 そして、その愉快な計画を詰めるため、一応女子属の分類にある私めに相談をしたいと!


「こ、声がデケェよ……」


 いやぁ、アッくんたらまぁ。

 高校に入った途端に髪を明るくしたり耳に穴開けたり制服をやたら着崩したりとやさぐれムーブ決め込んでたくせに、逆チョコと来ましたか。


 幼少の頃から変わらず考える事がこう初々しいと言うか可愛らしいと言うか何と言いますか。

 そう言う純なの良いと思いますよ、ええ。ポイント高しくんです。


「いやはや申し訳ございません。不肖ながら私、テンション上がってきましたよ」


 わたくし事ながら、実はこう言った色恋の話題には目がありません。


 あたら若き少年少女の見ているだけでもどかしい青春の桜色、大好物でございますとも。

 新ドラマやアニメは番組表のジャンル種別に「恋愛」とあればすかさず録画予約をする程度には私は乙女ですので。

 あー……ただし月九やTL系の漫画・小説はNGでございます。エッグいの多いあの枠。

 私がだいしゅきホールドしたいのはもうそれはもうもうもう夢見がちなキラキラした恋愛沙汰なのです。


 そう言う意味ではもうリアル思春期少年少女は最高至極。

 結婚だの将来の生活だのを度外視したただただ「好き」と言う衝動だけが垣間見える愚直な程に真っ直ぐな恋心。

 恋敵ライバルがいても「蹴落とす」と言う発想よりも「出し抜く」と言う発想が先に出てくる健全たる若さフレッシュのスプラッシュ。

 例え報われぬ結末に至ったとしても「君は恥じなくていい!!」と全力でナイスファイトを讃える抱擁をしてあげられるあの感じ。

 ああもう尊し美味しポイント高しくん。


 私はもう中学校三年間の至福から既に教職の道を志すと堅く決めております。

 生涯、眺めていたい。このふわふわした楽園の花園。


 もうね、「思春期学生の恋愛沙汰」と言うだけで垂涎すいぜん

 それがなんです? 今回は幼少の頃よりよく知る純情ボーイ、アッくんの案件ですと?


 私が昂ぶらないはずがありません。


 アッくんの事はよぉぉぉく知っておりますとも。

 アッくんが私の幼馴染と言う事は私はアッくんの幼馴染。

 お互いにパンツトレーニングが始まる前からの付き合いなのでざっくり一六年の付き合いでございますよ。

 これは夫婦換算すれば充分に熟年夫婦と言える領域。

 故に、わかる。わかります。

 アッくんほどの典型的なピュアボォォイなら必ずや私の性癖にぐっさりずぶずぶずっぷり突き刺さって致命傷まったなしな恋愛をしてくれると!!

 君が恋愛したらば絶対にその一挙手一投足を見逃さないぜベイベー!! と常日頃から思っていた矢先!! まさかのアッくんの方から自己申告ゥ!!

 カモがネギ背負ってくるどころかカモがお手軽鍋パセットをセッティングしてくれたレベルですよこれ!!


「いやぁぁ……よくぞ私を相談相手に選んでくれました。偉い、偉いですぞアッくん。ご褒美は何を所望ですか? もうなんでもあげちゃいますよこの際」


 しかしまぁ不覚。

 アッくんが逆チョコを拵える程の片想いをしていたとは。

 相談してもらえなければ危うく見逃してしまう所でしたよ。この功績は本当に大きいですよ。


「な、なんでも……………………ぃ、いや、まぁ、とりあえず相談に乗ってくれよっつぅ話で……」

「ええ、ええ。それはもちのろんろん。さぁさ、相談と言いますとアレですよね。乙女のハートをぐわあぁぶっしゃッ!! と掴む様なチョコ渡しシチュを一緒に考えて欲しい的なアレですよね!?」

「今ハートを握り潰さなかったか?」

「勢いの話ですってばぁ」


 細かい所は気にしちゃ駄目だぞう思春期ボーイ☆


「そう言う話はまずはお渡しする相手の情報を精査しない事にはですぞ。さぁさぁ、色々諸々つぶさに聞かせていただきませうせうせう」


 さー楽しくなって参りました。


「うッ……いや、そんな必要無くね?」


 ……あァん?


「ひッ……な、何だその目……いや、だからさ、別に……その、相手の事は置いといて、ほら、お前が女子として、こう言うシチュで貰ったらトキメイチャウナーくらいの話を聞ければそれで……」

「そんな半端で良いと思ってんですかァァァーーー!!」

「いぃ!?」

「良いですか!? どこぞの誰ぞにラブトゥンクしているのは存じませんがね!? どうせアッくんみたいな典型的な純情少年の事だから、クラスメイトとか、遠くても別のクラスの同級生とかまたは先輩後輩、それか養護教諭とか女性教師とか事務員さんとか!! どうせもどうせ、学校関係者の枠を出ない範囲ですよね!?」

「え、えぇと、ま、まぁ……」

「ならばもっと危機感を持つべきかと!! 学校、特に中学・高校は思春期学生が数百、下手すれば千人単位で集う魔境ですぞい!? どこの誰が君と同じ人を好きになっているかわかったもんじゃあなぁぁい!! 出し抜かれちゃっても良いんです!? 良くなくないですか!?」

「そ、それは……」

「だったらば!! だぁぁったらば!! プランは入念に!! 対策はピンポイントに!! リーサルにいきましょう!! 全力全霊で取り組みましょうよ大将ォ!! ねぇ!? だからはい、私に御飯……じゃなくて、私にその御相手の情報をくださいな!!」


 ここまで来て御相手の情報を焦らされてたまるものですかって話ですよ。

 まぁ、私とアッくんの仲、彼女さんができればアッくんは必ずや紹介してくれるでしょう。


 でも――それじゃあ遅ぉい!!


 恋愛は結ばれる前から始まってやがるんですよぉ!!

 むしろ結ばれる前がメインディッシュで結ばれた後はデザートと言いますか!!

 どっちも大概は美味しいとわかっておりますよ!? でもね、デザートだけいただいて満足できます!? 私はできません、えぇ辛抱たまりません!!


 なので教えてください、妄想をさせてください。そして現実にワクワクさせてください。期待通りだったと喜ばせてください。そして願わくば貴方の結婚式のスピーチに是非、この幸せの立役者と言うポジションで私を登壇させてくださいませ。


「前から恋愛もんの漫画とかすげぇ好きなのは知ってたけど……す、すげぇぐいぐい来るな……」

「私への印象とかどうでもイイので。ほら、早く早くぅ」

「……本当に言わないと駄目……?」


 ふむ、まぁわかります。わかりますよ。思春期ですからね。そう簡単に自身の恋愛に関わる話を吐露はできませんよね。


 では仕方ありません。


「少々お待ちを。動かないでくださいね」

「? 何それ、雑誌とか縛る奴?」

「はい、ビニール紐にございます。文芸部の備品がひとつ。これでー、はい、アッくん。両方のお手手をこう、背中の方で手首を交差させる形で組んでもらっても良いです?」

「……? イイけどさ……」

「はいはいお上手さんお上手さん。そのお手手をこうビニール紐でぐるぐるー……のきゅきゅッとですね。はい、続きまして。少し足を広げて、椅子の脚に添わせる感じにしてもらえます?」

「はぁ? いや、なんでさ?」

「いいからいいから。悪い様にはしませんて」

「……こうか?」

「はい、では、足と脚をビニール紐でぐーるぐるの、きゅッたんたんと」

「……気のせいか? 俺、拘束されてね? これ」

「気のせいですよ☆」

「そ、そうかぁ?」


 さて。


「ではアッくん……御相手の情報を言うんだよォ!!」

「おぉうビックリしたぁ!? いきなり机をバーンってすんなし!! ってか、いや、だからさ? そう言うのはその、流石に言い辛いと言いますか……」

「私は知っています」

「へ?」

「アッくんは~……お耳にぃ、ふぅぅーって、優しい息(エンジェルブレス)を吹きかけるとぉ、すっごぉぉ~く可愛い声が出・ちゃ・う……と言う事」

「!?」

「と言う訳で私、スマホのボイスレコーダーアプリを起動しつつぅ、貴方のお耳に急接近~」

「ちょッ、馬鹿、くんなって……ぬぅあ!? う、動けねぇ!? がっちり拘束されてやがる!?」

「今更お気付きで?」

「いや、さっきちょっと気付いてたけどな!? お前に誤魔化されただけで!!」

「強がるアッくんもポイント高しくんですなぁ。でもそんなに時間の余裕は無いのでは? あらまぁ、可愛いお耳さんが私の目の前に」

「ひぃぃ!?」

「おやおや、綺麗にしてございますねー。昨夜お耳掃除されたばかりで? これはこれは。事の次第によってはペロペロの刑も執行できるコンディション。さてはご所望?」

「ちょッ、おま!? マジでおまッ!? 耳たぶ触んな!! やめろこの変態!!」

「おや、今呼びました?」

「おのれ変態!!」


 いえす、あいあむ。


 いやまぁ私だってですね? 人様のお耳に粗相をするのは余り気が進みませんよ?

 ですがもうこれは仕方無い事なのです。ええ、正義は我にあり。


「ほらほら、良いんですか? 貴方の可愛い~声が、変態幼馴染の手に渡る……これはエロ同人展開不可避の弱みに成り得ますよ? くっころ発の悔ビク経由でだいしゅきホールドな終着駅まで運ばれてしまいますよ?」

「お前……お前ェェ!! お前のそう言う所ほんとに嫌い!!」

「とか何とか言いつつ、後で謝ればなんだかんだ私の悪戯なんて全て許してくれるアッくん大好き」

「ッ」

「と言う訳で、今回も遠慮無く」


 後で謝れば許してくれるのはわかりきっていますので。


「さぁさ、貴方には今、三つの選択肢があります。①素直に喋る。②右耳から。③左耳から」

「三択!? それ絶対的に三択!?」

「では④素直に喋った後で右耳から。⑤素直に喋った後で左…」

「そう言う話じゃねェェェーーーッ!!」

「素直に喋る? 右耳にする? 左耳にする? それとも、ぜ・ん・ぶ?」

「聞き方の問題でもねェェェーーーッ!!」

「さっきから騒ぎっぱで疲れません? 素直に喋りましょうぜー。どうせ減るものでもなしに」

「減る減らないの問題でもなくね!? なぁ!?」

「……はぁ……では右耳から」

「ちょいちょいちょいちょいちょい!! わかった!! わかった喋る!! 喋るから!!」


 ふッ。アッくんが私に勝てるはずもありませんですね。


「ではでは。御相手とは?」

「その……流石に、名前は……」

「……ふむ、まぁ、そこは譲歩してあげましょう」


 どうせ名前を聞かなくても特定できるレベルで根掘り葉掘り聞きますので。


「まずは年代や趣味嗜好をわかる限り教えてください」


 そもそもの目的はその御相手をトゥンクさせる方法を一緒に考える事。そこは忘れちゃおりません。

 と言う訳で、まずはそこら辺の情報から押さえていきましょう。特定に繋がる情報はその後で。


「年代……つぅか……クラスメイトだ」


 ほう、つまり私ともクラスメイトですか。

 そんな近くにアッくんの片恋人がいたとは……クラス内での恋愛沙汰には常に最高レベルで警戒していたはずでしたのに……まったく気付きませんでした。

 私の恋愛センサーを掻い潜るとは……意外とやり手だったのですねぇアッくん。


「趣味嗜好つぅと……恋愛物とか好きだな。よく本も読んでる」


 ほうほう、それは中々良いご趣味。私とも気が合いそうな予感がしますですな。

 まぁ一口に恋愛物と言っても色々と派閥があります。読書傾向についても同様。なので今の所は断言は致しませんが。


「ああ、あと、猫も好きだったか」


 ほうほうほう、猫派。私も猫派ですぞ。イイですよねぇ、猫。

 犬が悪いと言う訳ではありませんが、私は断然猫派なのです。

 犬はなんて言うか、真面目系? の匂いがします。私としては小悪魔系とかちょっと不真面目系のサムシングのある猫がたまらんツボと言いますか。


「性格で言うと、お調子者、だな。男女問わずすぐに仲良くなるし、すぐにちょっかいかける。悪戯もたまにセクハラレベルだ」


 お調子者……いやはや馴染み深い響き。私もよく言われますそれ。自由に生きている者に対する称号と捉えています。

 セクハラレベルの悪戯もしばしばやっちゃいますねー……まぁちゃんと相手は選んでいますぞ。

 クラス内で問題視されていないと言う事は、その御方もちゃんと分別は弁えてやっているのでしょう。


「………………」

「……? どうしたんです? アッくん」


 急に黙ってこっちを見て。


「……いや、ここまで聞いて、何か感想とかねぇのかなー……と」

「感想? ふむ、そうですね。印象としては……私と気が合いそうな予感がします」


 ? 何でそんな安心と呆れが入混ざった様な複雑な表情で私を見るのです?


 ふむふむ、少々お待ち。

 私ほどアッくん歴が長くなればその表情から大体の言いたい事は察する事も可能。

 ……ふむ、ずばりあれですね、今アッくんは「まだバレてねぇ、セーフッ!!」と言う安心と「でも何でここまで聞いて気付かねぇんだ? こいつやっぱ馬鹿なのかな?」と私に対しての呆れ的な感情を抱いている、そんな所ですね!!


 つまり……ここまでの情報で、私はその御相手を充分に特定できると?

 まぁ、確かに。クラスメイト、と言うだけで大分絞り込めます。そしてアッくんはノーマルですから女子なのは間違い無いでしょう。

 ウチのクラスの女子で、恋愛物スキーの読書家で猫派でお調子者……うーん?


 そんな人、います?


 私、クラスメイト全員と交流がありますけれども、まったく心当たりが……あ。


「……さてはアッくん、特定されたくなくて微妙に嘘吐いてません? 実はクラスメイトじゃないとか」

「どぉわ!? 嘘なんて吐いてねぇよ!! 耳に口近づけるのやめろ馬鹿!!」

「ではどう言う事です!? ウチのクラスにアッくんが今挙げた要素が全て当てはまる該当者なんていませんが!?」

「いや、いるだろ!? 馬鹿なのお前!?」

「なんですと!? 変態は事実なので仕方ありませんが馬鹿呼ばわりは看過できません!」


 私は動機こそ不純と自覚していますが、教職目指して日々勉強に励んでいます。故に成績は優秀、頭脳は明晰。そんな私を馬鹿とはなんです。


「だって馬鹿じゃん!! もうお前馬鹿じゃん!! ばーかばーか!!」

「むむッ……なんて可愛い罵倒! ですがそれは置いといてムカッときました!! 耳の処女にお別れを言いな!!」

「はぁぁ!? ちょ、待て馬鹿!! 本当にお前馬鹿ァァァーーーッ!! ほにゃあぁぁあんッ!!?!」



   ◆



 ……やれやれ、すっかり満天の星空ですね。

 こんな時間まで学校に残ったのは文化祭の準備以来でしょうか。

 校門前の外灯が点いているのを見るのも久々です。


 さて、帰りが遅いと心配する母に今から帰る旨のメッセージを返送しておきましょう。


「……ったく……お前のせいで生徒指導にかかっちまったじゃねぇか……」

「むぅ……流石に面目無いです……」


 あの後、アッくんの嬌声を聞きつけた生徒指導部教師の登場により「そう言う事は校外でやれ!」とお説教を食らってしまいました。

 そのためにこの時間の下校です。


 ……でも、おかげで冷静になりました。


「我ながらやり過ぎました。少し暴走気味になってしまったと言いますか……いいえ、言い訳はやめておきましょう。申し訳ありません」

「……そんなに、気になったのかよ。俺の好きな奴」

「ええ、まぁ」


 大好きな恋愛沙汰、それも信頼と安定のアッくん。

 気にならないはずが無し。


 しかし、性感帯を利用した尋問までして聞き出そうとしたのは流石にアレでした。強引に過ぎたかと。


「……バレンタイン……」

「?」

「バレンタインになったら、ちゃんと教えるわ。チョコ渡す時に」


 ほう、それは……


「逆チョコを渡す際には、私にも声かけして陰から見守る権利をくれると!?」


 ひゃっはァァ!! やっぱ謝ればすぐ許してくれたぜアッくん!! 最高!! そのチョロさも尊い!! 好き!!


「……やっぱ、お前は馬鹿だ」

「いきなりのディスり!?」


 何故に!?



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― 新着の感想 ―
[一言] 面白かったです! 初めテンションについていけず読みにくいな、と思ったんですが 語り手ちゃんが鈍くて可愛いです 一つ言うなら、アッくんの、生声がほしい所でした
[良い点] こういうお馬鹿やべぇヒロインちゃん大好物!!!めっちゃ笑わせていただきましたー!面白かったです!!! 個人的に 「耳の処女にお別れを言いな!!」 が、ツボに入りました!wwww あ…
[一言] あっくんやめとけ 君の手に負えないぞ とアドバイスしたいです
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