潜入調査6 改
クイクイ
誰かが俺のズボンを引っ張った。
「アクアさん何か用ですか?」
「いえ?」
眼光鋭い男に目をやると首を振って下を指差す。
「!」
なんとそこには床から小さな手が出て俺のズボンを引っ張ってる!
思わず声が出そうになったが必死で堪えた。
やがてその手がどんどん上に上がってきて徐々に顔が出てくる
完全にホラーだ!やばいどうしよう俺ここでやられちゃう?!
だがそこに現れたのは小さな女の子であった…
???
「お兄ちゃんここで何してるの?」
ちょっとぼ~っとしたような表情でこちらを見ている。
「えっとその~散歩!そう散歩だ!」
俺は苦し紛れにしてはあんまりな言い訳をしたが…
アクア
「主それは…」
アクアさんが若干呆れた目で見ている。
しかし…
???
「そっか~お散歩か~」
なんか納得してらっしゃる…
「じゃあ俺達はお散歩続けるから」
クイ!
少女の手が又俺を引っ張る。
「ん?あの~」
???
「お兄ちゃん力ある…お母さん助ける…それにお散歩なら良いとこある…」
「はい?」
???
「お母さん毎日泣いてるの…だから助けて」
「そうか今度助けに来るよ」
???
「ダメ 今じゃなきゃ、いつかは約束にならない…」
それから説得を試みるも一向に離してくれない…
アクア
「主!ここは彼女の母上を助けましょう!急がば回れです!それに可哀そうです」
「だが~さっきの件も知らせないと」
正義の探究者
「掲示は明日だ…まだ余裕はある」
「うむ~、わかったお嬢ちゃんお母さんを助けに行こう」
そういうと少女はニコっと笑って…
???
「ありがとう!あと私お嬢ちゃんじゃないニュイって言うの」
「わかったニュイちゃん」
そういって奥へと走り手招きをしている。
後を追っていくと光が差し込んできたどうやら外に出るらしい…
暫くするとそこは屋上で一面花畑であった。
「こんなとこがあるのか」
俺がびっくりしていると…
アクア
「綺麗に手入れがされていますね」
アクアさんも花畑に感心している。
正義の探究者
「こんな所…俺は知らなかった」
眼光鋭い男は何が考えているようだった。
クイクイ
ニュイが俺をまたひっぱり屋上にある小屋?を指さす。
俺がそこに近づくと…
???
「何者です」
女性の声が俺を呼び止めた!
テイマーズも合わせて更新してますので^^
よかったら是非w
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